シロアリ駆除業者を探している方は、シロアリ被害を放置すると家の構造に深刻な影響を与えることを心配しているかもしれません。
シロアリは家の木材を食べ尽くし、何年もつか分からないほどにまで被害が広がることがあります。そのため、早期の駆除が必要です。
自分で駆除を試みることもできますが、ホームセンターで購入した薬剤では十分な効果が得られない場合もあります。
よって、適切な専門業者に依頼することで、確実かつ長期的な安心を得ることができるでしょう。
この記事では、シロアリ駆除を業者に依頼する場合、費用相場や駆除の時期、市役所の補助金が利用できるかなど、様々な懸案材料についてお話ししますので、ぜひ参考にして下さい。
記事のポイント
- シロアリの被害を放置するとどうなるかが分かる
- シロアリ駆除業者の選び方と注意点が分かる
- シロアリ駆除にかかる費用相場について理解できる
- 駆除の最適な時期や市役所の補助金情報について分かる
シロアリ駆除業者の選び方と注意点
シロアリ被害の初期症状を見逃さないために
シロアリ被害の初期症状に気づくことは、家屋を守るうえで非常に大切です。初期症状を早期に発見することで、大規模な修理を避けられる可能性があるからです。
まず、木材の異変に注意してください。目で見て分かるものがほとんどですが、床や壁を叩いたときに「空洞音」がする場合は、シロアリが内部を食い荒らしている可能性があります。また、木材の表面が波打つように変色していたり、異常に柔らかくなっている場合も初期症状の一つです。
さらに、シロアリの活動が目視できる場合もあります。床や壁の隙間から土でできた「蟻道」が見える、あるいは羽アリが大量に発生しているときは特に注意が必要です。このようなサインは、シロアリの活動が進行している可能性を示します。
見逃さないためには、定期的な点検が有効です。湿気がたまりやすい場所、例えば浴室やキッチン周辺の床下は、特に重点的に確認することをおすすめします。また、怪しい症状が見つかった場合は、専門業者に相談して被害状況を正確に調べてもらうと良いでしょう。
シロアリ被害を放置するとどうなる?
シロアリ被害を放置することは、家屋にとって深刻なリスクを伴います。最悪の場合、建物の安全性を損なう恐れがあります。
放置すると、シロアリは木材内部をどんどん食い荒らし、構造の強度を低下させます。具体的には、床が沈み込む、柱や梁が崩れるといった危険な状態に発展することもあります。これにより、大規模な修繕が必要となり、修理費用が膨れ上がる可能性があります。
また、シロアリが食害を広げることで、住宅の資産価値が大幅に下がることも避けられません。特に、一戸建て住宅では被害が進行すると売却時に大きな影響を与えるケースが多いです。
さらに、シロアリを放置すると被害は家全体に拡大し、床下だけでなく天井や壁まで影響が及ぶことがあります。こうなると生活環境そのものに支障をきたすだけでなく、修復不可能なダメージになることも考えられます。
そのため、シロアリ被害の兆候を見つけたら、早急に対処することが大切です。専門業者の診断を受けることで、被害の進行を食い止め、家を安全な状態に保つことができます。
新築にシロアリ駆除は必要ない?
新築住宅でも、シロアリ駆除が「必要ない」とは言い切れません。新築時には多くの場合、防蟻処理が施されていますが、その効果は永久的ではありません。
まず、防蟻処理の持続期間は一般的に5年程度です。そのため、施工から数年が経過すると、シロアリの侵入リスクが高まる可能性があります。
また、防蟻処理が行われていない木材や工法を採用している場合、施工直後からシロアリ被害を受ける可能性もあります。
さらに、新築でも地盤や周囲の環境が湿気を多く含んでいる場合、シロアリが住み着きやすくなります。例えば、庭に腐った木材や落ち葉が放置されている場合、これがシロアリの発生源になることがあるのです。
そのため、新築住宅であっても、定期的な点検や再度の防蟻措置を検討することが必要です。専門業者による診断を受けることで、シロアリリスクを最小限に抑えることができます。「新築だから大丈夫」と過信せず、予防意識を持つことが大切です。
自分で駆除する場合のメリットとリスク
シロアリ駆除を自分で行うことには、メリットもあればリスクも伴います。そのバランスを理解したうえで適切な判断をすることが必要です。
メリットとして、まず費用を抑えられる点が挙げられます。市販の駆除剤やシロアリ対策グッズは、専門業者に依頼する場合と比べて安価です。また、自分のペースで作業ができるため、業者のスケジュールに合わせる必要がありません。
一方、リスクも多く存在します。最大のリスクは、効果が不十分な場合が多いことです。シロアリは木材の内部や見えない部分に巣を作るため、市販の駆除剤では完全に駆除しきれないことがあります。また、適切に処理を行わないと、逆にシロアリが別の場所に逃げて被害が広がる可能性もあります。
さらに、自力駆除には時間と労力がかかります。専門知識が不足していると、誤った方法で施工し、効果が期待できない結果になることも少なくありません。
これらを踏まえると、費用面のメリットを感じる場合でも、広範囲な被害が疑われる場合や被害が深刻化している場合は、専門業者に依頼する方が確実かつ安心と言えます。自力駆除はあくまで軽微な被害の対策として考えるべきでしょう。
ホームセンターで購入できる駆除用品の効果
ホームセンターで購入できるシロアリ駆除用品は、手軽に利用できる一方で、効果に限界がある場合もあります。それぞれの特性を理解して適切に活用することが大切です。
まず、市販されている駆除用品には、スプレータイプやベイト剤、液体の駆除薬などがあります。スプレータイプは、シロアリが目に見える場所にいる場合に即効性があり、簡単に使用できる点がメリットです。一方で、木材内部や地中に隠れたシロアリには効果が及びにくいことがデメリットです。
ベイト剤は、シロアリを誘引して駆除する仕組みですが、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。特に被害が進行している場合は、ベイト剤のみでは十分に対応できないこともあるため注意が必要です。
また、液体の駆除薬は、木材に塗布してシロアリの侵入を防ぐことができます。ただし、施工する範囲が広い場合や高い位置にある箇所には、均一に塗布するのが難しいこともあります。
市販品の駆除用品は、軽微な被害や予防対策には有効ですが、大規模な被害や根本的な駆除には専門業者の力を借りることが推奨されます。ホームセンター用品はあくまで補助的な手段と考え、状況に応じて使い分けることが重要です。
シロアリ駆除でやってはいけないこと
シロアリ駆除を行う際に、誤った方法をとると被害が悪化する恐れがあります。適切な対処をするために、「やってはいけないこと」を知っておくことが大切です。
まず、シロアリの巣を叩いて壊したり、薬剤を無計画に撒いたりするのは避けてください。このような行為をすると、シロアリが周囲の別の場所に逃げて分散し、結果的に被害が広がることがあります。
また、適切でない薬剤を使用することも危険です。市販品を使う際は、説明書をよく読み、用法・用量を守らなければ、効果が薄れるだけでなく、人体やペットへの悪影響を及ぼす可能性もあります。
さらに、被害を見つけた後に「そのまま放置する」のは最も避けるべき行為です。シロアリ被害は時間が経つほど進行しやすく、修復に必要なコストや労力が増えてしまいます。早めの対処が被害を最小限に抑えるポイントです。
シロアリ駆除を成功させるためには、自己判断だけでなく、状況に応じて専門業者に相談することが重要です。適切な知識と方法で対応することで、長期的に安心できる住環境を守ることができます。
早急にシロアリを駆除するには、プロの専門業者に任せた方が、効果的に対応してもらう事ができます。
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シロアリ駆除業者に依頼する際のポイント
シロアリの駆除は専門業者に任せた方が良いこれだけの理由
シロアリ駆除を専門業者に任せるべき理由は、確実性と長期的な安全性にあります。シロアリは目に見える部分だけでなく、木材の内部や地中深くまで被害を及ぼすため、専門的な知識と技術が必要です。
まず、専門業者は高性能な薬剤や機材を使用し、被害の根本を徹底的に駆除します。市販の駆除用品では届かない範囲にも効果を発揮できるため、再発リスクを最小限に抑えることが可能です。
また、被害の範囲を正確に診断できる点も、業者に依頼する大きなメリットです。専門機器を使った点検により、目に見えない部分のシロアリの巣や活動範囲を特定できます。
一方で、費用がかかることがデメリットとして挙げられますが、自己処理による失敗や再発のリスクを考えると、結果的には長期的に見て、コストパフォーマンスが高いと言えます。
確実な駆除を求めるのであれば、間違いなく専門業者への依頼が最善の選択肢です。
駆除に適した時期を見極める方法
シロアリ駆除の効果を最大化するためには、適切な時期を見極めることが重要です。駆除のタイミングを誤ると、シロアリの活動が活発化し被害が拡大する恐れがあります。
シロアリの活動が活発になるのは、主に春から初夏にかけての時期です。この時期は羽アリが飛び立ち、新しい巣を作るための繁殖活動が行われます。羽アリを見かけた場合は、すでにシロアリが建物内に巣を作っている可能性が高いので、早急な対応が必要です。
一方、冬はシロアリの動きが鈍くなる時期です。このタイミングを利用すると、比較的効率的に駆除を行うことが可能です。冬の駆除はシロアリの動きが制限されるため、薬剤の効果がより浸透しやすいとされています。
また、定期的な点検を行うことで、シロアリの侵入や被害の兆候を早期に発見することができます。特に被害が広がりやすい湿気の多い季節の前に点検を実施することが推奨されます。
適切な時期に駆除を行うことで、シロアリ被害を効率的かつ効果的に防ぐことが可能です。自分で判断が難しい場合は、専門業者に相談して最適なタイミングを見極めてもらうことをおすすめします。
シロアリ駆除に使用される薬剤の種類と特徴
シロアリ駆除には、目的や被害状況に応じてさまざまな薬剤が使用されます。それぞれの特徴を理解することで、適切な対応を取ることが可能です。
まず、土壌処理剤は、建物の基礎部分や地面に散布し、シロアリの侵入を防ぐために使われます。この薬剤は効果が長期間持続するため、新築時や防蟻処理にも適しています。ただし、地中への浸透を伴うため、施工には専門的な知識が必要です。
次に、木材処理剤は、建物の構造材や家具などに直接塗布してシロアリを駆除・予防します。木材の表面を保護する効果がある一方で、内部まで浸透しにくい場合もあるため、使用範囲が限られることがあります。
また、ベイト剤という選択肢もあります。ベイト剤は毒餌を使用し、巣ごとシロアリを駆除する仕組みです。地中に設置してシロアリを誘引するため、見えない部分の被害にも対応できます。ただし、効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかる場合があるため、即効性を求める場面には不向きです。
最後に、スプレー型駆除剤は、市販されている簡易的な製品です。目に見えるシロアリに即効性がありますが、広範囲の被害や深刻な状況には対応しきれないことがほとんどです。
これらの薬剤を適切に選択・使用することで、シロアリの被害を徹底的に抑えることが可能です。専門業者は調査結果と経験値から、これらの薬剤を上手に使い分けながら、駆除作業を行っています。
駆除費用相場と一軒家での値段の目安
シロアリ駆除の費用は、被害の範囲や建物の構造、施工方法によって異なりますが、一般的な相場を知っておくことで安心して業者に依頼できます。
まず、1平方メートルあたりの駆除費用は2,000円から3,000円程度が一般的です。一軒家の場合、被害が広範囲に及んでいる場合には、施工面積が広くなるため、トータルで10万円以上になることが多いです。
また、予防措置や点検を含めたサービスを依頼すると、別途費用がかかる場合があります。例えば、床下や基礎部分の防蟻処理を新たに施す場合、20万円以上の費用が発生することも珍しくありません。
一方で、被害の程度が軽微な場合や部分的な駆除の場合、費用が数万円に抑えられることもあります。しかし、自力で駆除を試みると結果的に被害が広がり、追加費用がかかるリスクもあるため、注意が必要です。
駆除費用は業者や施工内容によって異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。適切な相場を把握しながら、信頼できる業者を選ぶことがポイントとなります。
シロアリの駆除で市役所の補助金は利用できる?
シロアリ駆除に関して、市役所や自治体の補助金はほとんど期待できません。
補助金制度は自治体によって異なりますが、日本中どこを探してもシロアリに補助金を出してくれる自治体はありません。
スズメバチやゴキブリなど、安全や衛生を脅かす害虫の駆除に補助金を交付している自治体でも、シロアリは対象外です。
それならば奥の手と、住宅の維持や安全確保を目的とした住宅改修補助金(リフォーム補助金)の一環として、シロアリ駆除が対象に含まれるかと調べましたが、こちらもシロアリ駆除は対象外でした。
シロアリを駆除する費用で補助金をもらうことは、ほとんど無理と諦めたほうが良いでしょう。
一度、最寄りの自治体に電話などで連絡を取ることをオススメしますが、期待はできません。
シロアリ駆除、確定申告の活用方法
その代わりと行っては何ですが、シロアリ駆除費用は、確定申告で控除の対象となります。駆除が修繕費用に該当する場合、税負担を軽減できるのです。
シロアリ駆除は、雑損控除を利用できます。この制度では、シロアリによる被害修繕費用が所得控除の対象となります。
費用が控除に該当するかどうかは、税務署や専門の税理士に相談すると良いでしょう。
確定申告を活用することで、駆除費用の一部を税金で補填できる場合があります。申告期間内に必要な書類を揃え、適切に手続きを行うことで、経済的な負担を軽減しましょう。
シロアリ駆除後の効果は何年もつ?
シロアリ駆除後の効果は、使用する薬剤の種類や施工方法、建物の環境によって異なりますが、一般的には5年程度持続するとされています。
駆除効果が持続する理由の一つは、薬剤の長期的な防虫効果です。例えば、土壌処理剤は地中に浸透し、シロアリが侵入するのを長期間防ぎます。
また、木材処理剤も木材内部に薬剤が浸透し、防蟻効果を発揮します。ただし、これらの薬剤の効果は経年とともに徐々に弱まるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
一方で、駆除後の効果を長持ちさせるためには、環境の整備も重要です。例えば、床下の湿気が多い場合はシロアリが再発しやすくなるため、換気対策や防湿シートの設置などの追加措置が効果を高めます。また、家の周囲に不要な木材やダンボールを放置しないことも再侵入を防ぐポイントです。
ただし、時間が経過すると効果が薄れる可能性があるため、5年を目安に再度点検を依頼することをおすすめします。また、駆除作業から5年以内であっても、シロアリの再発が見られた場合はすぐに業者に連絡しましょう。相手は自然ですから、予期せぬ事が起こる可能性もあります。
駆除効果を維持するためには、適切な環境管理と定期的な点検が欠かせません。シロアリ被害を繰り返さないためにも、専門の調査機関と協力しながら建物の安全を守る意識が大切です。
シロアリ駆除業者に依頼するメリットとは?自力駆除との違いまとめ
- シロアリの被害は広がるので絶対に放置してはいけない
- シロアリの自力駆除は難しいので専門業者への依頼がオススメ
- シロアリ駆除業者は信頼できる会社を選ぶことが重要
- 業者選定時にはホームページ等で実績を確認すること
- 無料点検を提供する業者を利用すると安心
- 見積もりを複数の業者から取ることが推奨される
- 実際に現場で調査してから作業内容を決定する業者を選ぶ
- 迅速かつ効果的な対応をしてくれる業者が理想
- シロアリ駆除の後も定期的な点検をすると安心
- 駆除作業の前に詳細な説明をしてくれる業者を選ぶべき
- シロアリの駆除に適した時期は冬場である
- 業者は薬剤の効用を熟知し適材適所で最良のものを選択する
- シロアリの駆除に補助金はないケースが多いが、確定申告で経費にする事はできる
- シロアリの駆除は専門的な知識と薬剤が必要になるためプロに依頼する方が確実
住宅やアパート付近でシロアリの被害に困っている方にとって、駆除は早急に検討すべき課題です。
何より安全面や信頼感から、長期的な建物付近環境の満足度に大きく寄与します。
大切なマイホームや住宅などの不動産にとって、シロアリの駆除がいかに大切かお分かりいただけたと思います。
「KIREI produce」では、上に紹介したシロアリの駆除作業を全都道府県で行っています。
常に適正なお見積もりを心掛けていますので、駆除を希望される家主さんや依頼を考えている方は、ぜひ一度ご相談下さい。