オフィスや住宅で人気の高いタイルカーペット。おしゃれで機能的な反面、コーヒーや食べこぼしなど、シミができてしまうことも。
タイルカーペットなどの繊維にできたシミ汚れは、早めの処置がとても大切です!
この記事では、美しい住環境に日夜関わっているKIREI produceが、タイルカーペットのシミの種類別の応急処置から、日常の予防策、そして専門業者によるメンテナンスまで、シミ対策について専門的な視点から詳しく解説します。
タイルカーペットにシミができたら
オフィスや住宅で人気の高いタイルカーペット。耐久性が高く、部分交換も可能な優れた床材ですが、日常的な使用していると、飲み物や食べ物をこぼしたり、靴の裏の汚れが付着するなど、シミができてしまうことは避けられません。
この章では、タイルカーペットのシミ対策について、専門的な視点から詳しく解説していきます。
シミの種類別 応急処置法
【コーヒーや飲み物のシミ】
- まずペーパータオルで液体を素早く吸い取ります。
- 外側から内側に向かって押さえるように拭き取り、シミの拡大を防ぎます。
- 布に中性洗剤を薄めた溶液をつけ、優しく叩くように拭き取ります。
- 中性洗剤を馴染ませたら、そのまま五分程度つけおきします。
- 少し熱めのお湯に浸した雑巾をゆるく絞り、シミに被せて洗剤と汚れをすすぎ拭きします。
- 最後に乾いた布で水分を拭き取り、半日程度乾燥させて終了です。
【油性のシミ】
①キッチンペーパーによる応急処置
- 新しいキッチンペーパーを被せ、押し付けるようにして油分を吸収します。
- こすらずに上から優しく押さえることで、繊維の奥まで染み込むのを防ぎます。
- キッチンペーパーが油を吸って変色したら、新しいものに交換しましょう。
- 目に見える油分がなくなるまで繰り返します。
②カーペットクリーナーの使用方法
- 油性シミ専用のクリーナーを購入します。(一般的な水性クリーナーは効果が低い)
- クリーナーは直接カーペットに吹きかけず、清潔な布に含ませて使います。
- シミの外縁から1cm程度外側から内側に向かって、円を描くように優しく叩くように拭き取っていきます。
- 布が汚れたら、きれいな面を使用して作業を継続します。汚れがひどくなったら布を交換しましょう。
- クリーナーは繊維を傷める恐れがあるので注意しましょう。
③重曹によるシミ抜き処理
- 小さじ2-3杯程度の量の重曹を、シミの範囲全体に薄くふりかけます。
- 柔らかいブラシで軽く表面をならし、粉を均一に広げます。
- 15-20分ほど放置しましょう。(古いシミの場合は30分まで延長しても大丈夫です)
- 吸引力の強い掃除機を使用し、重曹を完全に除去します。
- 必要に応じて同様の作業を2-3回繰り返します。
油性の汚れってどんな汚れ?
- 料理油、ドレッシング、マヨネーズ、バター、ソースなどの食品由来の汚れ
- ファンデーション、口紅、リップクリーム、ヘアオイルなどの化粧品による汚れ
- ハンドクリーム、ボディローション、ワックスなどの日用品による汚れ
- 皮脂や髪の毛、およびペットの毛に付着した油分など、人や動物由来の汚れ
- 油性ペン、マーカー、コピー機やプリンターなどから飛散したインクによる汚れ
熟練の職人による最高級の仕事
タイルカーペットに発生したシミなどの汚れは、すぐに処理をしないと、時間の経過とともに落とすのが困難になっていきます。KIREI produceにお任せいただければ、カーペットの繊維を傷つけることなく、キレイにシミを除去いたします!お困りの方はまず私どもKIREI produceへご相談ください!
タイルカーペットのシミを防ぐために日常的に気をつけたいこと
タイルカーペットを長くキレイに使い続けるためには、汚れが発生したらすぐに処置をすることと、定期的に清掃・メンテナンスを実施することが必要不可欠です。
この章では、タイルカーペットにシミや汚れが発生するのを防ぎ、製品を長持ちさせるための、日常的に気をつけたい対策やメンテナンス方法について解説していきます。
シミを防ぐための対策
タイルカーペットにシミを作らないためには、汚れ防止用のマットを活用するのがおすすめです。
汚れ防止マットは、屋外から室内への入口用や、屋内用のものなど、いくつかの種類がありますので、用途や場所に応じて使い分けることが大切です。
- 屋外マット:泥・砂の除去用(90cm×60cm以上)
- 屋内マット:水分吸収用(120cm×90cm推奨)
- 定期的なマットの清掃を実施しましょう。(週1回以上)
定期清掃スケジュール
- 毎日掃除機がけを実施しましょう。また、その際に目視でシミや汚れがないかをチェックします。
- 週2-3回は入念な掃除機がけをしましょう(目安15分/10㎡)。
- 半年毎に、専門業者による全体洗浄(ポリッシャーやリンサーを使った本格洗浄)を実施しましょう。
メンテナンス
①環境管理
- 湿度計を設置し湿度の測定および記録をしましょう。(1フロアに2-3か所)
- 除湿器と加湿器を活用し、湿度を適切に保ちましょう。
- 空調設定は季節ごとに調整しましょう。梅雨や秋雨の時期などの雨が多い季節は、冷房による除湿を心がけましょう。
②定期点検項目
- 摩耗状態の確認
- 剥がれやめくれのチェック
- 色褪せや変色の有無
- ジョイント部分(フロアカーペットのつなぎめ)の確認
タイルカーペットのシミ対策は、「予防」と「迅速な対応」が重要です。
シミの種類を正しく見極め、適切な処置を行うことで、大半のシミは一般家庭やオフィスなどでも対応可能です。
また、油性シミは放置すると取れにくくなるため、発見次第すぐに処置を始めることが大切です。
日常的なメンテナンスとして、適切なマットの設置や定期的な掃除機がけを実施し、半年に一度は専門業者による清掃を依頼しましょう。
また、室内の湿度管理や定期的な点検を行うことで、タイルカーペットの寿命を大幅に延ばすことができます。
迷った際は、無理な処置を避け、専門業者に相談することをお勧めします。
適切なケアと管理で、タイルカーペットを清潔で美しい状態に保ち、快適な空間を維持していきましょう。
いかがでしたでしょうか?
KIREI produceでは今後も住環境に関するライフハックをどしどし発信していきます!
次回の更新もどうぞお楽しみに!