網戸の張り替えはDIYでも挑戦しやすい作業のひとつですが、意外とコツが必要です。
失敗すれば、材料がムダになるだけでなく、網戸本体を傷つけてしまう可能性も。キレイに仕上げるためには、適切な道具を揃え、正しい手順で進めることが重要です。
この記事では、網戸の張り替えに必要な道具や手順、そしてよくある失敗を防ぐコツを徹底解説します。さらに、網戸の張り替えと同時に行うと便利な窓メンテナンスのポイントも紹介します。
「網戸の張り替えに挑戦したい」「窓回りをきれいにしたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント
① 網戸の張り替えに最適なタイミングを知れる
② DIYでの網戸張り替えに必要な道具がわかる
③ 網戸張り替えの手順やコツがわかる
④ プロへ依頼すべきケースを把握できる
網戸張り替え時期のサイン・タイミングとは?
虫などの侵入を防ぎながら通気を可能にする網戸。蚊も多い日本の住宅では必須のアイテムですが、どのようなタイミングで張り替えが必要になるのでしょうか。張り替え時期のサイン・タイミングを紹介します。
網戸の破れ、たるみ
網戸に穴や裂け目ができている場合、虫やゴミが室内に侵入する可能性があります。特に夏場は快適さを保つためにも早急な張り替えが必要です。また、網がたるんでいると、見た目が悪いだけでなく、網が緩むことで破れやすくなります。
網戸の汚れ、変色
網戸の汚れや変色が目立ってきた場合も交換のタイミングです。劣化した網は通気性が悪くなり、家の中の空気を新鮮に保てなくなります。特に網が黄色く変色している場合、紫外線や経年による劣化が進んでいるため、早めの交換が推奨されます。
開閉の不具合
網戸のスムーズな開閉が難しくなった場合、レールやフレームに問題がある可能性もありますが、網の張りが不均一であることが原因の場合もあります。このような場合は、張り替えが必要です。
DIYでの網戸張り替えに必要な道具と材料
網戸はDIYでも張り替えが可能ですが、専用の道具を適切にそろえることが成功のポイントです。オンラインショップでも購入できるものがほとんどですが、網などは実物を確認することで、印象や見え方をチェックすることができます。近くにホームセンターなどがある場合は、ぜひ足を運んでみましょう。
網戸の張り替えに必要な道具は以下の通りです。
□網戸の網
□ゴムパッキン/ゴムコード
□網戸クリップ
□ゴム押さえローラー
□カッター
□定規(網戸専用のカッターがない場合)
□ドライバー(必要に応じて)
網戸の網(種類と選び方)
網戸の張り替えで一番重要なのが「網」選びです。材質や色、網目の細かさなどさまざまな種類があるので、ご自宅の環境や目的に合わせて最適なものを選びましょう。
【網戸の材質】
・ポリプロピレン:最も一般的でリーズナブルだが、耐久性は低い。
・ポリエステル:強度がありペットに引っかき対策にも有効だが、ポリプロピレンよりは高価。
・ステンレス:非常に丈夫で汚れにくく耐久性も高いが、値段が高く網が硬いためDIYでの張り替えには不向き。
【網戸の色】
・黒:光を吸収するため内外からの見通しがクリアになる。
・グレー:黒よりも見えにくいため、ある程度視界を遮りながら景色を楽しめる。
・白色:光を反射するため内外から見えにくい。視線が気になる場所におすすめ。
【網目の細かさ】
網戸の網は、その細かさを「メッシュ」という単位で表し、数字が大きくなるほど網目が細かいことをあらわします。
網戸の網は18・20メッシュが一般的ですが、小さな虫の侵入が気になるという場合は24・30メッシュあたりを検討すると良いでしょう。ただし、メッシュが細かくなるほど風通しが悪くなる点には注意が必要です。
【特殊機能付きの網】
網戸の中には、外側から見えにくいタイプや防虫性能がプラスされたタイプなど、特殊な機能を持った網が数多く展開されています。ご自宅の環境やライフスタイルに合わせて選べば、さらに使い勝手が良く快適な住まい環境が実現するでしょう。特殊機能の一部を以下に紹介します。
・マジックミラー機能:外側の光反射を利用して外部からの視認性を下げた網。
・防虫機能:防虫効果のある薬剤を練り込んだ網。
・お掃除楽々機能:交差部を熱圧着することで凹凸をなくし、ホコリが溜まりにくい網。
・「ペットディフェンス」機能:網にビニールコーティングを施し、ペットによる引っかき対策に強化した網。
網戸クリップ
網をサッシ枠に固定するためのクリップです。市販の網はロール状で売られていますが、丸まった癖のある網でも強力に固定できます。また、網の滑りやサッシのキズを防ぐため、内側にゴムが付いている点も網戸専用ならではの仕様です。
ゴムパッキン/ゴムコード
網を網戸のフレームに固定するためのゴムです。古いゴムと同じ太さ・形状のものを選びましょう。
ただし、ゴムは3.5㎜、4.5㎜、5.5㎜といった豊富なサイズ展開があり、劣化状況や形状によって古いゴムが採寸しにくいケースもあるため、適切なサイズを選ぶのは意外に難しい作業です。そのため、古いゴムを5㎝程度切り取ったものを店舗に持参し、実物と見比べながら選びましょう。
それでも不安な場合は、層になったゴムを剥くことで太さが変えられる「スリーサイズゴム」などもおすすめです。
ゴム押さえローラー
網をゴムパッキンの溝に押し込むための専用ローラーです。これを使うことで網をスピーディに均一に張ることができ、仕上がりが格段に美しくなります。ゴムの太さに合ったものを選びましょう。
カッター
余分な網をカットするために使用します。一般的なカッターでも可能ですが、網戸専用のカッターを用意すれば、サッシを傷つけることなく真っすぐきれいにカットすることができます。
定規
網戸専用ではなく、一般的なカッターを使用する場合は、金属製の定規を用意すると便利です。網とサッシの間に定規を当て、サッシを保護しながら網戸をカットします。
ドライバー(必要に応じて)
網戸のフレームによっては、ネジで固定されている場合があります。その場合は、ドライバーを使ってネジを外す必要があります。
網戸の張り替え手順とコツ
ここからは、網戸の張り替え手順やコツを具体的に解説していきます。
網戸の採寸
網のサイズを測る際は、サッシの外側寸法に余裕を持たせて測定します。縦幅・横幅ともにサッシ枠の寸法プラス1㎝以上の網が必要です。
網が小さいとフレームに固定できず、大きすぎると余分な部分が多くなりすぎて作業が難しくなるため注意が必要です。
古い網とゴムパッキンの取り外し方
古いゴムパッキンを取り外す際は、ドライバーで端を持ち上げると簡単に外れます。この際、網が飛び散らないよう慎重に作業してください。
また、ゴムを外した部分の溝は砂やホコリでかなり汚れています。網を張る前に、使い古い詩の歯ブラシやハケで掃除をしましょう。
新しい網の取り付け方:たるませないコツ
新しい網をフレームに置き、軽く固定した後、四隅を少しずつ均等に引っ張りながら網戸クリップで押さえます。網がたるむと見栄えが悪くなるため、引っ張る力を一定に保つことがポイントです。
ゴムパッキンの取り付け方:均等な張りの出し方
網戸ローラーを使いながらゴムパッキンを押し込みます。この際、ゴムがねじれたり浮いたりしないよう、一定の力でまっすぐ進めましょう。
余分な網のカット
フレームの外に出た余分な網は、網戸カッターで切り取ります。この際、網が引っ張られてゆがむのを防ぐため、フレームに沿って丁寧に切ることが大切です。一般的なカッターを使用する場合は、網のほつれやズレを防ぐため、こまめに新しい刃に変えながら切り進めましょう。
網戸張り替え時のよくある失敗と対策
網戸の張り替えは一見シンプルな作業ですが、ちょっとしたポイントでつまずきやすいもの。材料・時間をムダにすることがないように、よくある失敗と対策を紹介します。
網がたるんでしまう
ゴムパッキンが外れる場合、サイズが合っていない可能性があります。特に古い網戸の場合、ゴムが劣化して細く見えるケースも少なくありません。見た目に惑わされずしっかりとサイズ測定を行い、測定値に一番近い大き目サイズを選ぶと確実です。
網が破れてしまう
網が破れる原因は、カッターで切る際に力を入れすぎたり、スピードが速すぎたりすることです。網をカットする際は切れ味のいい新しい刃を使用し、ゆっくりと丁寧に切り進めましょう。
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網戸張り替えは窓メンテナンスの絶好タイミング
網戸の張り替えを行う際は、窓やサッシ部分のメンテナンスも一緒に行うのがおすすめです。窓回りは常に日射や風雨にさらされ、汚れの蓄積や劣化が進みやすい部分です。適宜メンテナンスを行わなければ、見た目が悪くなり窓の開閉に不具合が生じることで、家自体の価値が損なわれる恐れがあります。
網戸を張り替える際は、サッシのゴミや汚れを取り除き、開閉のスムーズさを確認しておきましょう。
また、網戸は網の破れや劣化だけでなく、サッシ枠についている「戸車(小さな車輪上の部品)」の破損もよくあるケースです。網戸を外した際には、戸車の動作も一緒に確認するのがおすすめです。
高所にある窓など、自分でメンテナンスするのが難しい場合は、プロに依頼するのも有効な方法です。窓それぞれの状態を的確に判断し、劣化の進み具合に応じたメンテナンス法などをアドバイスしてくれるでしょう。
リフォーム・メンテナンスを扱う「KIREI produce」では、お客様のご要望に応じてスピーディに駆け付けます。網戸の張り替えから外回り全体のメンテナンスまで、何でもお気軽にご相談ください。
まとめ|キレイな網戸で快適な暮らしを実現
網戸の張り替えは、正しい手順と道具があればDIYでも簡単に行えます。ただし、失敗を防ぐためには、準備とコツが欠かせません。
網戸の種類によっては特殊な工具が必要となる場合もあります。張り替え作業に不安がある場合や、時間がない場合は、無理せずプロに依頼することも検討しましょう。
プロであれば、網戸の種類や状態に合わせた適切な資材と技術で、迅速かつ確実に張り替え作業を行えます。他に使い道のない道具をそろえる必要もなく、慣れない作業にかかる時間も節約できます。
また、網戸張り替えを機に窓全体のメンテナンスを行うことで、家全体の快適性が向上するでしょう。窓のサッシの掃除や、窓枠の劣化チェック、ひび割れ補修なども一緒に行うことで、より快適な住まいを実現できます。
網戸の張り替えやその他の窓メンテナンスについてお悩みの方は、ぜひ「KIREI produce」へご相談ください。経験豊富なスタッフが、迅速かつ丁寧な対応であなたの住まいを美しく保ちます。
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