カーペットは、繊維を織り込んで作られており、その内部にはゴミや粉塵などが溜まりやすくなっています。またカーペットは、その特性上水洗いするのが非常に難しく、気軽にお掃除ができないというデメリットがあります。
そんなカーペットを清潔かつ美々しく保つためにはどうすれば良いのでしょうか?
また、カーペットはどれくらいの頻度で、どのような清掃をすれば良いのでしょうか?
この記事では、美しい住環境に日夜関わっているKIREI produceが、オフィスのカーペットに発生する汚れとその原因、およびカーペットの清掃頻度・清掃ポイント・清掃計画の立て方などを解説していきます。
- カーペットにつく汚れ①通行による汚れ
- カーペットにつく汚れ②食べ物や飲み物の汚れ
- カーペットにつく汚れ③オフィス機器関連の汚れ
- カーペットにつく汚れ④室内環境が原因の汚れ
- カーペットの汚れを予防するには?
- カーペットの汚れへの効果的な対処方法
- オフィスのエリア別清掃頻度一覧表
- エリア別の特徴と清掃ポイント
- 季節によって清掃頻度を調整しましょう
- 効果的なカーペット清掃プログラム
オフィスのカーペットにつく汚れの種類とその原因
オフィスのカーペットには、日々さまざまな種類の汚れが付着します。
適切にお手入れするためには、まずどのような汚れがつきやすいのか、その発生原因を知ることが大切です。
この章では、オフィスカーペットに特徴的な汚れとその発生メカニズムについて詳しく見ていきましょう。
汚れ① 通行による汚れ
最も一般的なのが、人の出入りによって持ち込まれる汚れです。代表的な例として、靴底についてくる細かい砂や土、雨の日に持ち込まれる水滴や、それに含まれる大気汚染物質、冬季の融雪剤などがあります。
このような汚れは主に、オフィスや部屋の出入り口付近に集中し、放置すると繊維の奥まで入り込んで除去するのが困難になります。
汚れ② 食べ物や飲み物の汚れ
オフィスでの飲食が認められている職場では、カーペットにコーヒーやお茶、清涼飲料水をこぼすアクシデントが稀に発生します。
飲み物による汚れを放置していると、飲み物のシミや糖分によるベタつきが残ってしまうことがあります。
これらの飲み物による汚れや、食べこぼしの油染みなどは、早急に対処しないと、カーペットの繊維に染みとして定着してしまう恐れがあります。
汚れ③ オフィス機器関連の汚れ
カーペットにつく汚れには、オフィス機器から発生するものもあります。
コピー機やプリンターのトナー粉、パソコンや機器からの静電気による埃の付着、椅子などのキャスターが擦れることで発生する黒ずみなどが代表的な汚れです。
この種の汚れは日常的な業務で出る汚れですので、発生する頻度が高い上、蓄積されやすく、定期的にメンテナンスして落とす必要があります。
汚れ④ 室内環境が原因の汚れ
カーペットには、空調からの粉塵、窓からの紫外線による変色、湿気によるカビや臭い、ダニの発生など、オフィスの環境が原因で発生する汚れもあります。これらの汚れ、ダメージを予防するには、エアコンなどの空調機や、網戸やカーテンなども日常的に清掃する必要があります。
カーペットの汚れを予防するには?
- 出入り口には適切なサイズの玄関マットを設置しましょう
- 飲食に関するルール(蓋付きの飲料に限定するなど)を設け従業員に周知しましょう
- オフィス機器の定期メンテナンスを行いましょう
- 適切な換気と湿度管理を心がけましょう
- 日常的な掃除を欠かさないようにしましょう
カーペットの汚れへの効果的な対処方法
- 汚れが発生したら速やかに清掃しましょう
- 汚れの性質に応じた適切なクリーニング方法を選びましょう
- 定期的なプロによる清掃を利用しましょう
- 深刻な汚れは早めに専門家に相談するようにしましょう
このように、オフィスカーペットには多様な種類の汚れが発生します。
汚れが発生する原因は実にさまざまで、カーペットをキレイに保つには、それぞれの汚れに応じて適切な対処法・予防法を心がけることが大切です。
日々の観察と適切な対策を行うことで、多くの汚染は予防または最小限に抑えることが可能です。清潔で快適なオフィス環境を維持するために、ご紹介した知識を活用していただければ幸いです。
熟練の職人による最高級の仕事
オフィスカーペットに発生したシミなどの汚れは、すぐに処理をしないと、時間の経過とともに落とすのが困難になっていきます。KIREI produceにお任せいただければ、カーペットの繊維を傷つけることなく、キレイに汚れを除去いたします!お困りの方はまず私どもKIREI produceへご相談ください!
【オフィスの環境別】カーペットの掃除頻度は?
オフィスの清掃管理は、企業イメージの向上や従業員の健康管理に直結する重要な業務です。場所によって人の出入りや使用頻度が異なるため、それぞれの場所に適した清掃計画が必要となります。
オフィスのエリア別清掃頻度一覧表
エリア | 日常清掃 (掃除機) |
定期清掃 (洗浄) |
特殊清掃 (深層洗浄) |
エントランス・受付 | 1日3回以上 | 月2回 | 3ヶ月に1回 |
会議室 | 使用後毎回 | 月1回 | 6ヶ月に1回 |
執務スペース | 1日1回 | 月1回 | 6ヶ月に1回 |
通路・廊下 | 1日2回 | 月1回 | 6ヶ月に1回 |
社長室・役員室 | 1日1回 | 月1回 | 3ヶ月に1回 |
リフレッシュスペース | 1日2回 | 月2回 | 3ヶ月に1回 |
エリア別の特徴と清掃ポイント
①エントランス・受付エリア
人通りが最も多いところであり、それに伴って外部からの土砂などのゴミ、汚れが持ち込まれます。また、来客の目に触れやすい場所でもあるため、日常的にキレイにしておきたいところです。
清掃のポイントとして、玄関マットの活用と定期交換を実施するようにしましょう。
また、雨や雪の多い季節には汚れが発生する頻度が高くなりますので、天候に応じた清掃頻度の調整をしましょう。
目立つシミや汚れを見つけたら、即対応することもお忘れなく。
②会議室
飲み物のこぼれが発生しやすく、また、椅子の移動による繊維の摩耗などが顕著な場所でもあります。使用頻度が不規則なため、使用ごとに都度清掃していくのが望ましいでしょう。清掃のポイントとしては、使用前後の清掃の実施を心がけましょう。また、カーペットだけでなく、定期的に椅子の足も清掃するようにしましょう。
③執務スペース
デスク下に汚れが蓄積しやすい場所です。
また、食べこぼしによるシミや、キャスター跡が付きやすいのも特徴です。
清掃のポイントは、デスク周りの椅子を定期的に移動し清掃すること、パーティション下なども定期的に清掃すること、人が多く通行する場所は特に念入りに清掃すること、などです。
季節によって清掃頻度を調整しましょう
①梅雨〜夏季(6-7月)
- エントランス:清掃頻度を1.5倍に増加
- 全エリア:湿気対策の強化
- 防カビ対策の実施
②冬季(12-2月)
- エントランス:融雪剤対策
- 全エリア:静電気対策
- 乾燥による埃対策
③春季(3〜5月)
- エントランス:花粉や黄砂が増えるので頻繁に清掃
- 全エリア:毎日の掃除機がけを欠かさないようにしましょう
効果的なカーペット清掃プログラム
①日常清掃(毎日)
掃除機がけ:
毎日掃除機をかけてゴミを除去しましょう。これをやるだけでカーペットが格段に汚れにくくなります。
目視点検:
カーペットを目でみて、汚れている箇所を見つけましょう。
スポット清掃:
汚れている部分を見つけたら、部分的に清掃して対応しましょう。
②定期清掃(月1-2回)
パウダークリーニング:
洗浄成分を染み込ませた粉をカーペットに散布し、ブラッシングしてキレイにするクリーニング方法です。
洗浄剤を使ったシミ抜き:
洗浄効果の高い薬剤を使い、染み込んだ汚れを落としたり、シミを漂白したりします。
除菌&消臭:
除菌効果のある洗浄剤を使って、カーペットに付着した有害な病原体やダニ、ノミなどの害虫を駆除し、ニオイを抑えます。
③特殊清掃(3-6ヶ月に1回)
ディープ(深層)クリーニング:
高圧洗浄機を使い、カーペット繊維の奥に入り込んだ汚れを除去します。
全体洗浄:
ポリッシャーなどを使ってオフィス全体のカーペットを洗浄します。
保護剤塗布:
洗浄後、防汚、対摩擦効果の高い保護剤を塗布することで、カーペットに汚れや傷みが出にくくします。
④清掃計画の立案・見直し
オフィスのカーペットは、オフィスが立地している場所や使用頻度、仕事の業態によって汚れ方や汚れる頻度が異なります。
カーペットの清掃を効果的かつ効率的に実施するには、オフィスに合った最適な清掃計画を立てることと、その計画を定期的に見直すことが重要です。
清掃計画の立案および見直しは、清掃会社などの専門家の意見を仰ぎつつ、コスト面なども鑑みて総合的に判断する必要があります。
今回の記事では、第一章でオフィスのカーペットにつく汚れの種類をご紹介し、第二章ではオフィスの置かれている環境別の掃除頻度および清掃のポイント、清掃計画を立てる際に参考にしたい点などについて解説させていただきました。
オフィスのカーペットにはさまざまな種類の汚れが付着します。
また、都市部では排気ガスや大気汚染物質が多く付着するのに対して、郊外では落ち葉や泥などの汚れが相対的に多くなる傾向にあるなど、オフィスが立地している環境によってカーペットの汚れ方および付着する汚れの種類が異なります。
オフィスカーペットを長くキレイに使い続けるには、日常的な掃除機がけなどのメンテナンスとともに、定期的に専門業者による徹底清掃を実施することがとても大切です。
また、業種や業態、およびオフィスの置かれた環境や季節によって、清掃頻度や内容を調整することも非常に重要となります。
いかがでしたでしょうか?
KIREI produceでは今後も住環境に関するライフハックをどしどし発信していきます!
次回の更新もどうぞお楽しみに!