「畳の表替え」ってどんな作業がご存じでしょうか?
実は畳は、イグサが使われた畳表と、畳の芯材となっている畳床、そして畳床と畳表を固定している畳縁、という3つの構造に分かれています。
畳の表替えは、この畳を構成する3つの構造のうちの、畳表の部分を交換する作業です。
畳の表替えには、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
また、畳の表替えを検討した方がいい「畳の状態・サイン」にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回の記事では、快適な住環境作りに日夜携わっているKIREI produceが、畳の表替えを検討されている方、畳の表替えについて知りたい方に向けて、畳の表替えのメリットや畳の表替えをするタイミングについて詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧になってください。
- 畳の構造
- 表替えの目的
- 表替えの頻度
- 畳の表替えをするメリット①見た目が新品みたいに!
- 畳の表替えをするメリット②清潔になる
- 畳の表替えをするメリット③畳の寿命が延びる
- 畳の表替えをするメリット④空気清浄効果
- 畳の表替えをするメリット⑤リラックス効果
畳の表替えってなんですか?
畳の表替えとは、畳の表面部分である畳表(たたみおもて)と、畳の縁の部分である畳縁(たたみべり)を新しいものに交換することです。
この章では、畳の表替えについて、畳の構造や、畳の表替えをするメリットなどをまじえて解説していきます。
畳の構造
畳は、畳表、畳縁、畳床の3つの部分で構成されています。
畳表は、イグサなどの植物を編んで作られたもので、畳の表面を覆っています。畳縁は、畳表の周囲を縁取る布状のものです。
畳の芯となる部分で、ワラや木材などを圧縮したものや、断熱材・吸湿剤などで作られています。
表替えの目的
畳は、長年の使用によって畳表が傷んだり、色あせたりすることがあります。
また、畳の内部に害虫が侵入したり、湿気で畳表が腐ってしまうこともあります。
畳表を縁取っている畳縁も、ほつれたり、汚れが付着したりすることがあります。
畳の表替えを行うことで、汚れたり劣化した畳表を交換し、畳を新品同様に蘇らせることができます。
表替えの頻度
畳の表替えの頻度は、使用頻度や環境によって異なりますが、一般的には5~7年が目安と言われています。畳表が傷んだり、色あせたりしてきたと感じたら、表替えを検討する時期です。
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畳の表替えをするメリット
最近の住宅ではフローリングがメインになってきたこと、改良が進み畳そのものが長寿命になったことなどから、畳の表替えに馴染みがない、畳の表替えについて全く知らない、という方も少なくないと思います。
畳を表替えするメリットには一体どのようなものがあるのでしょうか?
この章では、畳の表替えのメリットをいくつかご紹介したいと思います。
畳の表替えをするメリット①見た目が新品みたいに!
畳表が新しくなることで、畳全体の見た目が美しくなり、部屋の雰囲気がガラリと変わります。
新品の畳は、イグサが青々として美しく、また清涼な香りがします。
日焼けして色あせていた畳も、新しい畳表に交換することで、緑色の鮮やかな畳に生まれ変わり、清潔で明るい印象に生まれ変わります。
畳の表替えをするメリット②清潔になる
古い畳表は、汚れやダニなどが溜まりやすくなっています。
ダニは人の血を吸うなどの直接的な害がある他、ダニの死骸は粉々になってハウスダストとなり、アレルギー症状を引き起こすこともあります。
表替えをすることで、古い畳の中に潜んでいたダニなどの害虫を駆除し、清潔な状態を回復することができます。結果、小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して過ごすことができます。
畳の表替えをするメリット③畳の寿命が延びる
古い畳を使い続けていると、畳の芯の部分である畳床が腐食したり、劣化してしまう原因となります。
表替えを定期的に行っていると、畳床に加わるダメージが少なくなり、畳全体の寿命を伸ばすことに繋がります。結果、畳を長く使い続けることができます。
畳の表替えをするメリット④空気清浄効果
畳表に使われるイグサには、空気中のホルムアルデヒドを吸着したり、湿度を調整したりする効果があると言われています。
新しい畳表に交換することで、お部屋の空気をきれいに保つことができます。
畳の表替えをするメリット⑤リラックス効果
畳の上で過ごすことは、心身に良い影響を与えるとされています。
新しい畳の香りは、リラックス効果を高め、安らぎを与えてくれます。
畳の表替えをするタイミング
畳の表替えをするべきタイミングは、畳の状態や季節によって異なります。
一般的には、以下の点が当てはまる場合に表替えを検討すると良いとされています。
表替えのタイミング①畳表の色あせ
日焼けや汚れによって、畳表の色が全体的に黄ばんだり、部分的に色が変わったりしている場合は、畳が劣化しているサインです。
畳がこのような状態になったら、早めに表替えを実施しましょう。
表替えのタイミング②毛羽立ち
畳表の表面が毛羽立ち、手で触るとザラザラとした感じになったら、畳の表替えを検討する時期です。
毛羽立ちは、畳の調湿効果や防臭効果を低下させる他、人の肌にささくれが刺さったりなどの怪我のリスクもありますので、早めに表替えをしましょう。
表替えのタイミング③畳縁のほつれ
畳縁がほつれていたり、破損している部分がある場合も、早めに表替えをしましょう。
畳縁には、隣あう畳のイグサ同士が擦れ合うのを防ぐ効果があります。畳縁が破損していると、畳の劣化の原因となりますので、早いタイミングで畳の表替えを行いましょう。
表替えのタイミング④カビやダニの発生
畳にカビが生えたり、ダニが繁殖していたりする場合は、早急に畳替えを行いましょう。
そのまま放置していると、カビやダニによる健康被害が発生するリスクが高まります。
畳の表替えは、古くなった畳を蘇らせ、お部屋の雰囲気を一新するのに効果的な方法だということを、本記事で解説させていただきました。
畳の表替えには、新品のように美しくなり、お部屋が明るくなる、汚れやダニを落とし、清潔な状態を保てる、畳の寿命を延ばし、長く使えるようにする、空気をきれいに保ち、リラックス効果も期待できるなどが挙げられます。
畳の表替えは、畳表の色あせ、毛羽立ち、畳縁のほつれ、カビやダニの発生などが確認されたら、検討しましょう。一般的には5~7年が目安です。
畳の表替えをすることで、快適で美しい和室を長く保つことができます。畳のことでお悩みの方は、ぜひこの機会に、快適な住環境を作るスペシャリストである弊社、KIREI produceへご相談ください。