燃料の高騰や物価の上昇が著しい昨今、家計に余裕がなく、必死にやりくりをしている、という方も非常に多いと思います。
毎月の出費を抑えるには、電気や水道代などのランニングコストを減らす工夫をいかにするかがとても重要です。
今回の記事では、日々快適な住環境を作っているKIREI produceのスタッフが、ご家庭の省エネ節約術のなかからトイレにスポットを当て、水光熱費を節約する賢いトイレの使い方や、トイレリフォームの費用対効果、メリット・デメリットなどについて解説していきます。
トイレのリフォームをご検討中のお客様、不動産オーナー様に是非ともご一読いただきたい内容となっておりますので、どうぞ最後までご覧ください。
- トイレの節約術➀水の節約
- トイレの節約術➁電気の節約
- トイレの節約術➂大胆リフォーム
- 最新トイレの機能➀フチなし
- 最新トイレの機能➁セルフクリーン機能
- 最新トイレの機能➂泡洗浄機能
- 最新トイレの機能④快適性能
- 最新トイレの機能⑤省エネ機能
トイレを省エネに使うには?最強節約術はこれだ!
トイレは毎日頻繁に使う場所です。なので、ちょっとした工夫が大きな節水・節電につながります。
ここでは、トイレをより省エネにするための具体的な方法をいくつかご紹介します。
トイレの節約術➀水の節約
大・小の使い分け
トイレは、大で約4リットル、小で約2リットルの水を洗浄一回につき使用します。流す量が多い大と少ない小のレバーを使い分け、適切な量の水で流しましょう。
タンクの水位調整
タンク内の水位を調整することで、1回の流す量を減らすことができます。有名な節約術として、トイレタンクの中に水を入れたペットボトルを沈めておくというものがあります。
ただし、機種によっては調整できないものもあります。
便器の清掃
掃除をしていない便器には、尿石などの汚れが堆積し、水の流れが悪くなります。
水の流れが悪いトイレは、洗浄により多くの水が必要となります。
便器の内側を清潔に保つことで、詰まりを防ぎ、無駄な水の使用を減らせます。
トイレットペーパーの量
一度に多くのトイレットペーパーを使用すると、詰まりの原因になるだけでなく、水の使用量も増えてしまいます。トイレットペーパーは適量を使うように心がけると、節水だけでなく、トイレットペーパーの節約にもなります。
トイレの節約術➁電気の節約
- 温水洗浄便座は必要最低限の温度に設定しましょう。
- 使用しない時間帯には、自動で電源が切れるタイマー機能を活用しましょう。
- 人が近づくと自動で便座が温まる機能がついているトイレもありますが、使用しない季節や時間帯は、これらの機能をオフにしておくのも節約になります。
- トイレの照明は、LED電球に交換することで消費電力を大幅に削減できます。
- 必要最低限の時間だけ換気扇を回すようにしましょう。
トイレの節約術➂大胆リフォーム
最新のトイレは、節水機能、節電機能ともに大幅に進歩しており、従来品とは比べ物にならないほど省エネ能力が高くなっています。
本格的な節約をしたい方は、トイレのリフォームも検討されてもいいかもしれません。
トイレの交換には数十万円ほど費用がかかるのが相場ですが、省エネ性能で比較をすると、従来品を使い続けるよりも交換してしまったほうが、長い目でみてお得になる場合がほとんどです。
次の章では、そんな最新トイレにはどのような機能があるのかを詳しく見ていきましょう。
熟練の職人による最高級の仕事
トイレの節水・節電を抜本的に見直すなら、トイレ設備を最先端のものに替えるのがおすすめ!トイレ交換工事は、専門技術を積んだ職人の全国ネットワークを持つKIREI produceにお任せください。工事後の不具合など、何かあった場合のアフターフォローもKIREI produceがしっかりと対応させていただきます。
トイレの機能はここまできた!最新のトイレ事情
家電の性能の進歩はまさに日進月歩ですが、それはトイレも例外ではありません。
最新のトイレは、掃除のしやすさ、座り心地、省エネ機能、節水機能など、さまざまな点で
従来のものよりも利便性が飛躍的に向上しています。
この章では、2024年現在の最新トイレにはどのような機能が搭載されているのかご紹介いたします。
最新トイレの機能➀フチなし
従来のトイレでは、便器のフチがオーバーハングした形状になっていましたが、最新のトイレではこのフチ部分がなくなったものが登場しています。
これまでのトイレの便器フチが折れ曲がった形状になっているのは、尿ハネを防ぐためという意味がありました。しかし、最新のトイレでは泡クッションなどの尿ハネ防止機能が搭載されたものが増えたため、便器のフチも真っすぐの形状のものがトレンドになっています。
フチなしの便器は、フチ裏がなくなったことでお掃除が大変しやすくなっており、頑固な尿石などがこびりつく心配が格段にすくなくなりました。
最新トイレの機能➁セルフクリーン機能
トイレのセルフクリーン機能は、便器やノズルなどを自動的に洗浄し、常に清潔な状態を保つための機能です。
セルフクリーン機能には、主に以下の種類があります。
ノズル洗浄
ウォシュレットの使用前後や一定時間ごとにノズルを自動的で洗浄してくれる機能です。
定期的にお掃除をしてくれるので、汚れの付着を防ぐことができます。
便器洗浄
便器の内側に水を散布したり、渦を巻くような水流を発生させたりして便器を効果的に洗い流し、汚れが付着するのを防ぎます。
電解水洗浄
電解水を使って、便器やノズルをより強力に除菌・洗浄します。
プラズマクラスター
空気中の浮遊菌や悪臭を分解し、トイレ空間を清潔に保ちます。
最新トイレの機能➂泡洗浄機能
最新のトイレでは、トイレの洗浄水に中性洗剤を混ぜたものを流すタイプのものも増えています。
洗浄水に洗剤を混ぜることで、汚れが効率よく分解されたり、便器にこびりつくのを防ぐ効果が期待できます。
泡洗浄機能付きトイレには、洗浄用の洗剤がなくなったら自分で補充できるタイプのものもあります。本体の上部に洗剤用のタンクがついており、洗剤も市販の台所用洗剤が使用できますので、手軽に補充できる点も魅力的です。
最新トイレの機能④快適性能
最新のトイレには、お掃除のしやすさだけでなく、使う人が快適に利用できるように考えられたさまざまな快適機能が搭載されています。
最近では、以下のような機能がついたトイレが登場しています。
瞬間暖房便座
座った時にヒヤッとしないよう、瞬時に便座を暖めます。
温水洗浄
おしり洗浄だけでなく、ビデ洗浄、ムーブ洗浄など、様々な洗浄モードが搭載されています。
電解水洗浄
電解水を使って、便器やノズルをより強力に除菌・洗浄します。
オート開閉
人感センサーにより、自動で便座が開閉し、手を触れずに使用できます。
脱臭機能
便器内の臭いを強力に脱臭し、気になるニオイを消し去ります。
最新トイレの機能⑤省エネ機能
いろいろと多機能になっている最新のトイレですが、機能が増えた分、電気代や水道代が多くかかってしまわないか心配、という方も多いのではないでしょうか。
ですが、ご安心ください。最先端のトイレにはさまざまな省エネ機能が搭載されており、必要な水も電力も従来の製品と比べて格段に少なくなっています。
最新トイレの省エネ機能には、以下のようなものがあります。
節水機能
- 使用状況に合わせて大・小で水の量を調節し、無駄な水の使用を抑えます。
- 特殊な形状の便器や水流により、少ない水量でも汚れをしっかり落とします。
- より少ない水で洗浄をしてくれる節水モードが搭載された機種もあります。
節電機能
- 使用状況や季節に合わせて、暖房便座の温度を自動で調節したり、手動で設定を変更したりできます。
- 一定時間後に暖房便座の電源が自動で切れる機能がついたものもあります。就寝前や外出前に設定しておくと、トイレを使わない間の待機電力をカットすることができます。
- 人が近づくと自動で便座が温まり、離れると自動で電源が切れる機能です。トイレを使わない間の無駄な電力消費を抑えることができます。
その他の省エネ機能
- ソーラー発電:太陽光パネルで発電した電力を利用し、照明や換気扇を駆動させることで、電気代を削減できます。
- ヒートポンプ:外気熱を利用して水を温めるため、従来の電気式ヒーターに比べて消費電力が少なくなります。
トイレリフォームのメリット・デメリット
「家のトイレ、昔のまんまだし、キレイで快適な最新のトイレにリフォームできたらいいなぁ…。でも費用がかかりそうだし、そもそもまだ使えるし、本当にリフォームするべきなのかわからない!」トイレのリフォームについてご検討中の方、お悩みの方は非常に多いと思います。
果たしてご自宅のトイレはリフォームした方がいいのでしょうか?それともこのまま使い続けるべきなのでしょうか?
この章では、そんなリフォームの是非を検討するうえでヒントとなるような、トイレリフォームのメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット➀快適性が増して居心地のいいトイレに
最新のトイレは、フチなし便器やセルフクリーニング機能など、清潔さを保つための機能が充実しています。
また、温水洗浄便座、暖房便座など、快適な機能が搭載された機種も多く、これらの機種に交換することで、トイレでの時間をより快適に過ごすことができるようになるでしょう。
また、おしゃれなデザインのトイレも増えており、それに合わせて壁紙などをカスタマイズすることで、トイレを自分好みの空間にすることもできます。
メリット➁水光熱費の節約になる
最新のトイレは、節水機能や節電機能が搭載されており、家計や環境に優しい設計になっています。
10年ほど前の機種では、一度の洗浄に約13リットルの水が使われていましたが、最新機種ではそれが4リットル以下にまで抑えられているそうです。
13リットルと4リットルでは、年間の水道代が約¥15,000も違うそうです。トイレの耐用年数は10年程度ですので、節水機能つきのものに替えるだけでトータルで15万円近くのお金が浮く計算になります。
また、最新のトイレでは、トイレを使っていない間に自動で電源が切れたり、人がいない間はトイレのふたを自動で閉めてくれるなどの節電機能がついたものも増えています。
暖房便座の場合、トイレのふたを開けたままにしておくのと、都度閉めて使用した場合では、年間で約¥1,500程度電気代が違うそうです。
トイレリフォームをして最新機種にすることで、これらのコストを減らすことができます。
メリット➂機能性の向上
最新のトイレには、お子様やお年寄り、体の不自由な方でも快適に使うことができるよう、さまざまなアシスト機能が搭載されています。
また、工事の際に手すりなどを追加で設置するなど、リフォームを機にトイレをバリアフリー仕様に変える方も多いようです。
メリット④きれいなトイレで気持ちが前向きに
人間がトイレに費やす時間は、一生涯の間にトータルで約11か月間といわれています。
私たちは、平均して1日に5~6回、トイレを訪れているわけですが、そんな少なくない時間を過ごす場所は、キレイで快適であってほしいものですよね。
住環境のキレイさがメンタルに与える影響は非常に大きく、散らかったり汚れている環境では、人間は無意識にストレスを感じるといいます。
トイレは、住宅の中でも特に不衛生になりやすい場所。汚れたトイレは、人の精神に与える影響もかなり大きくなります。
リフォームで美しくおしゃれなトイレに取り換えることで、日常的なストレスがかなり軽減される可能性があります。
デメリット➀費用がかさむ
トイレリフォームは、便座本体と内装工事も合わせて、総額で15~20万円程度が費用相場といわれています。その他の住宅リフォームに対して比較的安価ではありますが、それでも即決できる金額ではありません。
デメリット➁業者選びが難しい
トイレのリフォームは、リフォーム業者に頼んで工事をしてもらう必要があるのですが、経験者の間ではこの業者選びがなかなか大変だった、と語る人が少なくありません。
工事業者にもさまざまな会社があり、見積もりから注文、実際の工事からアフターフォローまで、業者によってそのクオリティは千差万別です。
複数の会社に見積もりをもらい、一番よさそうな業者を決める、という作業は意外と骨が折れるもの。時間もかかるし、ストレスに感じる、という人も多いようです。
トイレにかかる水道代や電気代を節約するには、節水・節電テクニックを駆使すること、最新のトイレ機種に交換することなど、さまざまな方法があることがわかりました。
ご自身にとって快適かつ省エネな節約方法がなんなのか、この記事を参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
KIREI produceでは、今後もトイレの節約術やリフォーム情報、その他、住環境についてのお役立ち情報やライフハック術を発信していきますので、ぜひ今後の更新もチェックをよろしくお願い致します。