塗装工事を安くするコツ!材料選びと工期短縮で外壁塗装の費用削減

2025/05/07

塗装工事はどうすれば安くできるの? これは多くの住宅所有者が抱える悩みです。建物を美しく保ち、長持ちさせるために外壁塗装などの塗装工事は欠かせませんが、その分まとまった費用が必要になります。私自身、長年塗装の現場に携わってきた中で「塗装工事を安くするにはどうしたらいい?」という質問を数多く受けてきました。

実は、塗料の選び方と工期(作業期間)の管理次第で、塗装工事の費用はぐっと抑えられます。
適切な材料を選び、計画的に工事を進めることで、予算内でも満足のいく仕上がりにすることが可能です。

この記事では、塗装工事費用をできるだけ安く抑え、さらに工期を短縮する具体的なテクニックをご紹介します。
現場で培ったリアルな視点から、外壁塗装の費用削減につながるポイントを解説していきます。


 

目次

■ 材料選びは塗装工事のコストを大きく左右する!

  • 塗料の種類と特徴
     
  • 塗料ごとの施工単価の目安
     
  • 塗料選びは費用と耐久性のバランスが大切

 

■ 塗装工事を早く終わらせる!工期短縮のテクニック

  • 塗装工事の工期を短縮するメリット
     
  • 工期を短縮するためのテクニック

 

■ まとめ


材料選びは塗装工事のコストを大きく左右する!


塗装工事の予算を考えるとき、まず注目すべきは「どんな塗料を使うか」です。塗料の種類や品質によって、仕上がりの美しさや耐久年数が変わるのはもちろん、施工費用にも大きな差が出ます。私もお客様には「材料選び次第で、同じ面積を塗る場合でも費用が全然違いますよ」とよくお伝えしています。
 

そこでまず、代表的な塗料の種類とそれぞれの特徴について見ていきましょう。適材適所の塗料を選ぶことが、結果的に塗装工事を安くすることに直結します。

 

塗料の種類と特徴

塗装に使われる塗料は大きく分けて以下の4種類があります。
それぞれ価格や性能に特徴があり、耐久年数(持ち具合)も異なります。

 

アクリル塗料 :
最も価格が安い反面、耐久性は低めです。塗装業界では昔から使われてきましたが、雨風や紫外線による劣化が早く、塗り替えの目安は約5~8年とされています。とにかく初期費用を抑えたい場合には候補になりますが、私の経験上、数年で色あせやひび割れが出てしまうことが多いです。
 

ウレタン塗料 :
アクリル塗料よりも耐久性が向上し、価格も比較的安価な中堅クラスの塗料です。塗り替えサイクルは7~10年程度が目安です。以前は木部や鉄部の塗装によく使われており、柔らかく密着しやすいという特徴があります。

ただ、近年は後述のシリコン塗料が主流となってきたため、外壁用として採用するケースは減りつつあります。
 

シリコン塗料 :
現在、住宅の外壁塗装で最も人気がある塗料です。耐久性が高く、表面に汚れが付きにくい性質を持っています。おおよそ10~15年は塗り替え不要とも言われ、価格と性能のバランスが優れているため、コストパフォーマンス重視の方に選ばれています。

私もお客様には「長く持たせたいならシリコンが値段も手頃でおすすめですよ」とお話しすることが多いですね。
 

フッ素塗料 :
4種類の中で最も高価ですが、その分耐久性・防汚性・耐候性に非常に優れた最高級グレードの塗料です。耐用年数は15~20年にも及び、一度塗れば長期間にわたり建物を保護できます。価格の高さから予算は必要ですが、「頻繁に塗り替えたくない」「将来的にトータルコストを下げたい」という場合に選択肢となります。

実際、私の担当したお客様でも「将来まで住み続ける家だから」とフッ素を選び、結果的に10年以上美観を保っているケースがあります。
 


 

塗料ごとの施工単価の目安

塗料選びによって材料費が変わるのはもちろんですが、実際には「どのくらい料金に差があるのか?」も気になりますよね。
参考までに、各塗料の1㎡あたりの施工単価(塗装費用)の目安をまとめました。
 

アクリル塗料 … 約900~1,300円/㎡

ウレタン塗料 … 約1,500~2,500円/㎡

シリコン塗料 … 約2,500~3,200円/㎡

フッ素塗料 … 約3,800~4,500円/㎡
 

※あくまで目安の価格帯です。建物の状態や下地処理の有無、施工地域や業者によっても費用は変動しますので、見積もりを取る際の参考としてください。
 


塗料選びは費用と耐久性のバランスが大切


ここまで塗料の種類ごとの価格帯と耐久年数を見てきましたが、単純に「今かかる費用」だけでなく長い目でのコストも考慮することが重要です。安価な塗料で塗装工事を済ませても、塗り替え頻度が高ければトータルでは高くついてしまうかもしれません。

 

例として、延べ床面積40坪(約132㎡)程度の一般的な住宅を外壁塗装するケースを考えてみましょう。

アクリル塗料で外壁全体を塗った場合、施工費用はおおよそ60万~80万円になります。一方、フッ素塗料で同じ面積を塗ると100万~120万円ほどと、初回の費用はかなり高額です。「そんなに払えない…」と感じるかもしれませんが、20年間住み続けることを想定すると見方が変わります。

アクリル塗料は耐久年数が短いため、その20年の間に2~3回は塗り直しが必要になるでしょう。対してフッ素塗料なら、0~1回程度の再塗装で済む可能性があります。結果的に、20年間の累計費用で比較すればフッ素塗料の方が安くなるケースも多いのです。

 

このように、「そのときどきの工事費を抑えるべきか」「長期的なコストを抑えるべきか」を考える視点が大切です。5年以内に売却予定の家であれば、耐久性より初期費用の安さを重視する選択もあるでしょう。一方、「今後もずっと住み続けるマイホームだから」と長期目線で選ぶなら、最初に多少費用がかかっても高耐久の塗料を選ぶ方が結果的に塗装工事を安くすることにつながります。

 

こうした費用対効果の比較は素人には難しいかもしれませんが、経験豊富な業者であれば建物の状態や将来設計に応じて最適な提案をしてくれます。ぜひいろいろな方向からコストを検討してみてください。
 


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塗装工事を早く終わらせる!工期短縮のテクニック

 

塗装工事は住まいの美観を保ち、建物の価値を高めるために欠かせません。しかし、工事期間が長引くと、その間ご家族の生活にも少なからず支障が出てしまいます。実際、足場が組まれている間は窓の開け閉めがしにくかったり、作業中の音や塗料のにおいが気になるものです。また、工期が延びればその分人件費や仮設足場のレンタル費用などコスト面の負担も増えてしまいます。

 

そこで次に、塗装工事をできるだけ短期間で終わらせるための具体的なポイントやテクニックを紹介します。工期を短縮できれば、日常生活への影響を減らせるのはもちろん、無駄な費用の発生も抑えることができます。ぜひ以下のコツを活用して、効率的に塗装工事を進めましょう。
 

塗装工事の工期を短縮するメリット

工期が短く済めば、以下のようなメリットがあります。

 
  • 生活への影響を抑えられる
    工事期間中の騒音や塗料の臭い、足場による圧迫感など、日常生活への影響を最小限にできます。早く工事が終われば、ご家族もストレスが少なく済みます。
     
  • 近隣への配慮にもなる
    工事が長引くとご近所への迷惑もその分続いてしまいます。短期間で完了すれば、近隣の方への騒音・埃の負担も軽減でき、良好な関係維持にもつながります。
     
  • コスト増のリスクを減らせる
    工期延長は追加の人件費や仮設設備のレンタル延長費用など、思わぬコスト増につながる場合があります。予定通り、あるいは予定より早く終われば、そうした余計な出費を防ぐことができます。
     

  • (賃貸物件なら)収入機会の損失を防げる
    ご自宅ではなく賃貸物件の工事の場合、工事中は空室となるため家賃収入が途絶えます。工期を短縮すれば空室期間を短くし、早期に賃貸を再開できるというメリットがあります。
     


工期を短縮するためのテクニック


塗装工事をスピーディーに終わらせるには、以下のポイントが重要です。

  1.  事前準備を徹底する
    工事が始まってから「アレが足りない」「コレはどうする?」と慌てないよう、事前の調査と綿密な計画が鍵です。私は必ず着工前に建物の状態を細かくチェックし、お客様と打ち合わせを重ねて工程や使用塗料を明確にしています。準備段階で手間を惜しまないことで、現場での無駄なやり直しを防げるのです。また、資材置き場や作業スペースの確保も大切なポイント。

    工事開始前に道具や塗料を置く場所を確保し、作業員が動きやすい動線を確保しておけば、それだけ作業効率が上がります。さらに、近隣への事前挨拶・説明も忘れずに。工事の日時や期間、作業内容を事前に伝えて理解を得ておけば、トラブルなくスムーズに進められるでしょう。
     
  2.  工事時期と天候を見極める
    塗料は乾燥に時間がかかるため、雨の多い季節や極端に寒い時期の塗装工事はどうしても長引きがちです。梅雨時(6~7月)や真冬の塗装は避け、できるだけ天候の安定した時期に工事を計画しましょう。

    私の経験でも、梅雨シーズンに作業を強行した際、雨続きで何度も中断せざるを得ず、工期が予定の倍に延びてしまったことがありました。それ以来、可能な限り施工時期の選定には気を配っています。

    最近では乾燥時間の短い速乾性塗料も出ていますので、どうしても時期を選べない場合はそういった塗料を採用するのも一つの手です。いずれにせよ、着工前には週間天気予報を確認し、工期に余裕を持ったスケジュールを組むことが大事です。
     
  3.  信頼できる業者を選ぶ
    工期を短くできるかどうかは、最終的には依頼する業者の腕と段取り力にかかっています。経験豊富で信頼できる塗装業者は、無駄のない工程計画を立て、想定外の事態にも迅速に対処してくれるため、結果的に工期を短縮できます。

    また、ある程度規模の大きい会社であれば職人の人数も多く、希望に合わせて一度に投入する人数を増やすなど柔軟な対応が可能です。その分、人件費はかさみますが、それでも早く終わった方がトータルでお得になるケースもあります。逆に「驚異的な短工期」をうたう業者には注意も必要です。

    必要な工程を省略していたり、雑な施工で無理に早く終わらせようとする業者だと、結局は塗りムラや早期劣化など後々のトラブルで余計な出費を招きかねません。価格や工期の提示だけで飛びつかず、その業者の実績や評判もしっかりチェックして選びましょう。
     

 


塗装工事は建物の美観を保ち、寿命を延ばすために定期的に行うべき重要なメンテナンスです。ただ、「高額な費用」と「長い工期」がネックになることも事実。しかし今回ご紹介したように、塗料選びの工夫と工事スケジュールの最適化次第で、塗装工事を安く、そして早く終わらせることは充分可能です。

 

ポイントは、安易に「一番安い方法」だけに飛びつかず、長期的な費用対効果も見据えて材料を選ぶこと。それから、信頼できる業者のもとで十分な準備と計画を行い、適切な時期に施工することです。私自身、現場の経験を通じて「安く・早く・キレイ」を実現するにはこのバランスが大切だと痛感しています。

 

塗装工事の最適解は、建物の状態やご予算、ご希望によって異なります。本記事の内容を参考にしながら、ご自身の状況に合った塗装プランをぜひ検討してみてください。プロに相談すれば、素人では気づかないような費用削減の提案が得られることも多いです。もちろん、私たちKIREI produceにご相談いただければ、お住まいにピッタリの塗装プランをご提案いたします。最後までお読みいただきありがとうございました!


 


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