【美装清掃(竣工清掃)】見落としがちなポイントはココだ!|完璧に仕上げるコツ

2025/04/11

建物が完成してから引き渡すまでの間に行う「美装清掃(竣工清掃)」。工事で出た汚れを落とすだけでなく、新しい暮らしを気持ちよく始められる環境を整えるために欠かせない作業です。

 

しかし、美装清掃(竣工清掃)の現場では、工事の進捗に伴ってイレギュラーな事態がよく起こり、それが原因で清掃漏れなどがしばしば発生します。

清掃漏れを防ぎ、完璧に仕上げるためには、見落としがちなポイントを把握することと、清掃後にしっかりとチェックすることが重要です。

 

この記事では、美装清掃(竣工清掃)の具体的な内容やメリット、そして見落としがちなポイントまで、実務経験を交えながら詳しく解説していきます。

これから新築やリフォームをお考えの方、美装清掃(竣工清掃)に携わる方にご一読いただきたい内容となっていますので、参考にしていただければ幸いです。


 

目次

■ 美装清掃(竣工清掃)について|どんなことをするの?メリットは?

     
  • 美装清掃(竣工清掃)ではどんなことをするの?

 

■ 美装清掃(竣工清掃)で見落としがち・チェックしておきたいポイント

  • 美装清掃(竣工清掃)で見落としがちなポイント
     
  • 清掃漏れを防ぐには
     

■ まとめ


 

美装清掃(竣工清掃)について|どんなことをするの?メリットは?

 

美装清掃(竣工清掃)とは、新築の建物や大規模なリフォームが完了した後の物件を清掃し、建物本来の美しさを引き出すための作業を指します。

工事中に発生したホコリ、塗料の飛散、建材の切れ端などの汚れを徹底的に除去し、建物を気持ちよく使える状態にするのが竣工清掃の目的です。

 

例えば、オフィスビルであれば、床のワックスがけやガラスの清掃、壁の汚れ落としなどが、一般の住宅であれば、キッチンや浴室の水垢落とし、床の傷の補修などが美装清掃(竣工清掃)に含まれます。

 

美装清掃(竣工清掃)のメリット

①外観や内装をキレイにする

工事で出た汚れや傷は、そのまま放置すると酸化したり、変色したりして、建物の美観を損ねます。美装清掃(竣工清掃)でこれらを徹底的に除去することで、新築時の美しい状態を長く保つことができます。

また、建材の種類によっては、汚れが付着したまま放置すると、素材を傷めてしまうことがあります。

美装清掃(竣工清掃)では、素材に合わせた適切な清掃方法で汚れを落とし、住むのに適した状態に仕上げたり、建材を長持ちする状態にします。

 

②衛生状態をよくする

工事現場には、ホコリや粉塵、化学物質など、人体に悪影響を及ぼす物質が数多く存在します。工事で出たこれらの物質を徹底的に除去することで、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を防ぐことができます。

清潔な環境は、心身のリラックスに大きな影響を与えるため、美装清掃(竣工清掃)で清潔な状態に回復することは、そこで暮らす人が快適な生活を送る上で非常に重要なのです。

 

③建物の価値向上

「建物が美しい」という要素は、購入者や入居希望者にとって大きなアピールポイントとなります。

また、竣工前清掃で建物を良好な状態に保っておくと、将来的に建物を売却する際、高値で売却できる可能性を高めます。

 

竣工前清掃ではどんなことをするの?

①床面

フローリング :

木材の特性を考慮し、専用の洗剤を使用して、傷をつけずに清掃します。また、清掃後はワックスなどを塗布して、キレイになった状態を保護します。

 

タイル :

タイルの種類や汚れの種類に合わせて、中性洗剤や酸性洗剤を使い分け、目地部分の汚れも丁寧に清掃します。

 

カーペット : 

掃除機でゴミを吸い取った後、専用の洗剤を使用して、シミや汚れを落とします。必要に応じて、スチームクリーニングを行うこともあります。

 

②壁面

塗装面 :

塗装の種類や汚れの種類に合わせて、適切な洗剤を使用し、塗装膜を傷つけないように丁寧に清掃します。

 

クロス :

竣工前清掃では、基本的にクロスについたホコリを落とす、水拭きするなどの簡易清掃が主となります。また、クロスの種類によっては、水に弱いものもありますので、素材に合った方法で丁寧に汚れを落とします。

 

タイル :

床面と同様、タイルの種類や汚れの種類に合わせて、適切な洗剤を使用します。

 

③天井面

コテ跡 :

コンクリートの打ちっぱなしの天井や、コテ仕上げの天井には、コテ跡が残っていることがあります。専用の研磨剤を使用して、丁寧に研磨します。

 

照明器具 :

照明器具のカサの中や、電球の表面には、工事で出た木屑やホコリなどが付着します。竣工前清掃では、こうした照明器具についたホコリを拭き掃除などで落とします。照明器具は、種類によって分解して清掃できるものとできないものがあります。

 

④水回り

トイレ :

便器の内側だけでなく、便座、タンク、床、壁なども丁寧に清掃します。尿石や水垢を落とすための専用の洗剤を使用することもあります。

 

キッチン :

シンク、コンロ、レンジフード、換気扇などを徹底的に清掃します。キッチンが既存の場合は、油汚れや焦げ付きを落とすための専用の洗剤を使って本格的に汚れを落とすこともあります。

 

浴室 :

浴槽、シャワー室、洗面台、鏡などを清掃します。設備が既存の場合や、汚れが目立つときは、カビや水垢を落とすための専用の洗剤を使用します。

 

⑤その他

窓 :

ガラスの内側だけでなく、外側や窓枠なども清掃します。高層階の場合は、専用の機材を使用して作業を行います。

 

ドア :

ドアノブ、ドア枠、ドアの下の部分など、指紋や汚れがつきやすい部分を丁寧に清掃します。

 

収納スペース :

クローゼットや収納棚の中だけでなく、扉の裏側やレール部分も清掃します。

 

ベランダ&バルコニー :

排水口の詰まりや、排水溝の掃除も合わせて行います。


熟練の職人による最高級の仕事

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美装清掃(竣工清掃)で見落としがち・チェックしておきたいポイント

美装清掃(竣工清掃)では、新築、あるいはリフォームした物件を、人が快適に住めるような状態まで仕上げなければなりません。

しかし、美装清掃(竣工清掃)の現場では、電気工事がまだ完了していなかったり、清掃を工事と並行して進めなければいけなかったりと、イレギュラーな事態がよく起こります。

 

イレギュラーが起こると、清掃スケジュールが狂ったり、清掃漏れもしばしば発生します。

この章では、美装清掃(竣工清掃)でついつい見落としてしまいがちなポイントと、清掃漏れを防ぐ方法について解説していきます。

 

竣工前清掃で見落としがちなポイント

ガラスの汚れ :

ガラスやサッシについた汚れは、水拭きなどでキレイにしても、乾くと跡になって残ることが多いです。

 

収納の中 :

収納の中には照明がなく、暗くて汚れやホコリが見えづらいことがよくあります。

 

照明器具 :

照明器具のカサの中には、工事で出たホコリが残りやすいです。照明器具の中に残った汚れは、光で照らされて影になるので、目立ってしまいます。

 

浴槽内部 :

浴槽には汚れ防止のコーティングがされています。その上にホコリが落ちると、コーティングでホコリが滑って浴槽の中心に溜まっていくため、時間の経過とともに目立つようになります。

 

扉や建具 :

白い扉や建具は、表面についた木屑やホコリが見えにくく、汚れに気づかないことが多いです。また、角度によって汚れが見えにくくなることもあります。

 

床 :

フローリングの表面についたクロス糊やモルタルなどは、至近距離では見えにくくなることがあります。

 

 

清掃漏れを防ぐには?

①ガラス・鏡 :

ガラスや鏡は、見る角度によって汚れが見えにくくなることがあります。

清掃後は、しっかりと乾かし、その後さまざまな角度・距離からチェックするようにしましょう。

また、太陽光線の量によって汚れが見えやすくなることもあるので、午前に清掃したら、時間を空けて午後にもう一度チェックするようにしましょう。

 

②収納の中 :

スマホや懐中電灯などを使い、ライトで照らしながら汚れを落としましょう。

また、下地の色と同化している汚れやゴミがあるかもしれないので、ゴミやホコリが残っていないか、最後に手で触って確認します。

 

③照明器具 :

照明器具の中にはホコリなどが堆積しやすいので、比較的最後の方に作業をするようにします。具体的には、窓ガラス、壁や収納、建具、水回りなどが終わり、床作業に移る前に一度チェックするようにしましょう。

水拭きだけだと跡が残ることもありますので、乾拭きも一緒にしましょう。また、可能なら最後にブラシノズルを付けた掃除機でゴミを吸うようにすると、キレイに仕上がります。

 

④浴槽内部 :

水拭き乾拭きで汚れを落としたあと、最後に掃除機のブラシノズルでゴミを吸うようにします。浴槽はホコリが目立ちやすいので、掃除機で入念に吸って徹底的に除塵しましょう。

 

⑤扉や建具 :

扉や建具は、ぱっと見キレイに見えても、表面に木屑やホコリ、クロス糊などが付着していることがあります。正面からだけでなく、下方向や横方向、および遠くからなど、視点を変えてチェックするようにしましょう。

また、清掃の際は水拭き→乾拭きで仕上げましょう。

 

⑥床 :

床の汚れには、遠くからは見えない汚れと、至近距離からでは見えない汚れがあります。

それぞれ見落としがないよう、近くからと遠くから、両方の視点から確認するようにしましょう。

また、床についたクロス糊やコーキングなどは、剥がすのにコテなどの鋭利な道具を使うこともあります。これらの道具は床を傷つける恐れがありますので、慎重に作業しましょう。

 


建物の引き渡し前に行う美装清掃(竣工清掃)は、工事期間中についた汚れやホコリを徹底的に取り除く大切な工程です。新築やリフォーム後の建物を、気持ちよく使っていただくために欠かせない作業といえます。

 

竣工前清掃で特に注意が必要なのは、普段見落としがちな場所の清掃です。

例えば、ガラスや収納の中、照明器具、浴室の細部、建具の溝などは入念にチェックしましょう。

また、同じ場所でも違う角度から見たり、距離を変えて確認したりすることで、見落としを防ぐことができます。

それぞれの箇所に合った清掃道具を使うことも、効率的な作業のポイントです。

 

美装清掃(竣工清掃)は、単に汚れを落とすだけの作業ではありません。

丁寧な清掃を行うことで、建物の価値を長く保ち、新しい生活を気持ちよくスタートできる環境が整います。手間を惜しまず、きちんと仕上げることが大切です。

 

いかがでしたでしょうか?

KIREI produceでは今後も住環境に関するライフハックをどしどし発信していきます!

次回の更新もどうぞお楽しみに!


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