新築やリフォーム後の建物を使用可能な状態にする「美装清掃(竣工清掃)」。
快適な新生活を迎えるためにも、完璧な仕上がりにしてもらいたい竣工清掃ですが、実はその現場では、様々なトラブルが発生しやすいことをご存じでしょうか?
今回の記事では、竣工清掃でよく起こるトラブルとその解決策について、実例を交えながら詳しく解説していきます。
■ 【仕上がりにガッカリ…】美装清掃(竣工清掃)にありがちなトラブル
- よくあるトラブル①汚れが取れてない
- よくあるトラブル②キズや破損
- よくあるトラブル③ゴミ問題
- よくあるトラブル④部屋が臭い
- よくあるトラブル⑤スケジュールの遅延
- 入居前に必ずチェックを
- 異変に気づいたら
- 優良業者の選び方
【仕上がりにガッカリ…】竣工清掃にありがちなトラブル
美装清掃(竣工清掃)は、新築やリフォームされた建物をピカピカな状態に仕上げ、物件をすぐに使用できる状態にするための超重要な作業です。
しかし、現場の状況や清掃業者のスキルによっては、思わぬトラブルが発生してしまうことも少なくありません。
ここでは、竣工清掃で特に多く見られる5つのトラブルと、その問題点を具体的に解説していきます。
よくあるトラブル①汚れが取れてない
「新築のはずなのに、床にホコリが落ちている。」
「浴槽に木屑が散っている。」
「床のワックスに足跡がついている。」
これら「汚れが取れていない」というトラブルは、美装清掃(竣工清掃)が不十分だったために起こるもので、最もよく見られるクレームの一つです。
ちょっとした汚れなら自分でもお掃除できますが、窓枠のコーキング剤の汚れや、床の接着剤の残り、コンクリートのひび割れに溜まった汚れなどは、後から自分で落とすのが非常に困難です。
よくあるトラブル②キズや破損
美装清掃(竣工清掃)作業中に、壁や床にキズがついたり、ガラスが割れたりといったトラブルも少なくありません。
特に、大掛かりな工事の後の清掃では、鋭利な工具を使用したり、高圧洗浄機などの機器を使用することも多く、思わぬ箇所を傷つけてしまうリスクが高まります。
また、搬入・搬出作業中に家具や家電製品が壁にぶつかり、塗装やクロスが剥がれてしまうケースもよくみられます。
よくあるトラブル③ゴミ問題
工事現場には、大量の廃棄物が出ます。
これらのゴミを適切に処理しないと、近隣住民からクレームを受けたり、環境問題を引き起こす可能性があるとして、行政から指導を受けることもあります。
また、ゴミの分別が不十分な場合、リサイクルが困難になり、処分にかかるコストが増大したり、環境汚染の原因にもなります。
よくあるトラブル④部屋が臭い
建材や塗料には、独特の匂いがつきものです。
美装清掃(竣工清掃)の際に換気が不十分だと、これらの匂いが室内にこびりつき、なかなか消えないことがあります。化学物質が含まれている塗料は、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、引き渡しの前にしっかりと取り除く必要があります。
よくあるトラブル⑤スケジュールの遅延
工事や竣工清掃に予想以上に時間がかかると、工期がのび、予定していたスケジュールが狂ってしまいます。
美装清掃(竣工清掃)のスケジュールが遅延すると、入居や業務開始もそれに伴って遅れ、新たなコストや損害が発生する可能性があります。例えば、新居への引っ越しを予定していた場合、荷物の搬入が遅れてしまい、生活に支障が出てしまうかもしれません。
また、オフィス移転の場合は、業務が滞り、顧客からの信頼を失ってしまう恐れもあります。
熟練の職人による最高級の仕事
美装清掃(竣工清掃)は、物件の価値を最大限まで引き出すための「最後の仕上げ」です。画竜点睛を欠く、という言葉もあるように、何においても最後の仕上げはめちゃくちゃ重要!竣工清掃が甘いと、物件そのものが本来持っている価値・魅力も半減してしまいます。コスパよく美装清掃(竣工清掃)をしたいなら、5年連続コスパNo.1のKIREI produceへ!
竣工清掃のトラブル解決策をご紹介
美装清掃(竣工清掃)後の汚れや破損に気がついたらどうすれば良いのでしょうか?
美装清掃(竣工清掃)によって発生した汚れや破損などは、清掃を請け負った業者に再作業や修繕の責任があります。
しかし、中には悪質な会社も存在し、知らぬ存ぜぬでしらばっくれたり、係争に発展するケースも少なくありません。
こうした事態を避けるために、清掃不良や破損を見つけた際は、速やかに然るべき手順で責任の所在を明らかにしておく必要があります。
ここでは、美装清掃(竣工清掃)でのトラブルを可能な限り回避するためのポイントや、優良な業者を見極めるコツ、および注意点について解説していきます。
入居前に必ずチェックを
物件の引き渡しが終わったら、すぐに引っ越したい気持ちをグッと堪えて、まずは一度物件全体を自分でチェックしましょう。
内見の際は、以下の項目を参考に、各部屋や水回りをチェックします。
- 床や壁にキズがついていないか
- 床や壁にホコリが残っていないか
- 窓枠や浴槽、洗面台に木屑や接着剤が残っていないか
- トイレを使用した形跡がないか
- ゴミや残置物がしっかり片付けられているか
- 床ワックスに足跡がついていないか
- 嫌な臭いがしないか
異変に気づいたら
上記したような異変に気がついた場合は、その場で写真を撮るなどして証拠を残しておきましょう。写真は、必要があれば業者に提示し、責任の所在を明らかにします。
写真を撮る際は、スマホやデジカメなど、日付情報がデータとして写真に追加される手段で撮るか、アナログ写真の場合は日付がフィルムに転写されるカメラを使って写真を残しておきます。
日付が残っていないと、「いつのものかわからない」「うち(が付けたキズや汚れ)だと証明できない」などと言い逃れされてしまうこともあります。
優良業者の選び方
美装清掃(竣工清掃)など、物件にまつわる係争には、解決に時間も手間もかかり、心理的なストレスも大きくなりがちです。係争を有利に進めるためには、入居前のチェックや、異変に気づいたらすぐに対処することが重要となります。
が、こうした無駄な手間やストレスを避けたいなら、そもそも最初から、品質が高く、補償の体制が充実した優良な業者に依頼することが一番手っ取り早い手段であるといえます。
質の高いサービスを提供している業者には、以下のような共通点があります。
① サービスが適正価格
どんな商品やサービスにも、かかるコストと利益を鑑みた適正な価格帯というものがあります。
優良業者を選びたい方は、サービスが適正価格、いわゆる「相場」の中に収まっている業者の中からチョイスされることをおすすめします。
適正価格を大きく逸脱した業者は、コスト削減のために質の悪い人員を雇っていたり、価格に見合ったサービスを得られない可能性があるため、注意が必要です。
② 補償体制がしっかりしている
美装清掃(竣工清掃)によってできたキズや破損の補修には、それなりの金額がかかります。
多くの案件を受注している優良業者は、それだけ思わぬアクシデントが発生する可能性が高いため、事故の補償のために損害賠償保険に加入していることがほとんどです。
反対に、質の悪い業者は、保険に未加入であることが多く、万が一の保証体制が確立されていないケースがよく見受けられます。
保証体制がしっかりしているかどうかは、業者のホームページなどで確認ができます。心配な方は、業者に電話で直接確認してみるのもおすすめです。
③ 第三者から高い評価を受けている
その業者のサービスが優良であることを示す特徴の一つとして、「第三者によって高い評価を受けている」というものがあります。
例えば、口コミサイトで良い評価を受けている、意識調査で高い点数を獲得している、サービスを評価する賞を受賞している、といった実績のある企業は、優良業者である可能性が高いです。
美装清掃(竣工清掃)のトラブルは、事前の備えと適切な対応で多くを防ぐことができます。トラブルを事前に回避するには、優良業者の選定が重要です。
優良業者の選定では、適正価格での提供、充実した補償体制、第三者からの高評価という3つのポイントに注目してチョイスするようにしましょう。
また、万が一トラブルが発生した場合は、入居前の入念な事前チェック、そして問題発生時の迅速な対応が重要です。
いかがでしたでしょうか?
KIREI produceでは今後も住環境に関するライフハックをどしどし発信していきます!
次回の更新もどうぞお楽しみに!