ドアは自分で直せる?DIY修理が可能なケースと業者に任せるべき症状

2025/01/21

ドアの不具合を「自分で直せるかな」と思っている方も多いのではないでしょうか。実際、小さな傷や開閉の不具合なら、DIYで修理できるケースもあります。

しかし、安易に自分で対処すると、かえって症状を悪化させたり、高額な修理費用が必要になったりすることもあるでしょう。不具合の状況によって、プロの技術が必要な修理もあれば、素人でも十分対応できる修理もあるのです。

この記事では、自分でドアを修理できるケースやプロに依頼した方がいいケース、両者の違いなどを解説します。失敗のない修理方法を選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

ドアの損傷を放置するリスク

ドアに生じた損傷を放置すると、見た目の問題だけでなく、さまざまな二次被害を引き起こす可能性があります。頻繁に開け閉めする玄関ドアや室内ドアは、日常的な振動や擦れによって、一度できた損傷が徐々に広がっていきます。

特に注意が必要なのは、玄関の木製ドアです。玄関ドアは雨風や直射日光にさらされる環境にあるため、傷が悪化するスピードは室内扉の比ではありません。また、割れた部分が尖った出っ張りとなって住人や来客に怪我をさせる危険性もあります。小さな子供やペットがいるご家庭では、遊び心で傷口を広げてしまうこともあるため、早期の修理が必要です。

 

ドアは自分で修理できるケース

ドアに発生した不具合の中には、専門知識がなくても市販の道具や補修材を使って自分で直せるものがあります。ここでは、DIYで対応できる代表的なケースを紹介します。

小さな傷や穴がある

ドアの表面に生じた小さな傷や穴は、早めに対処することで被害の拡大を防げます。傷の場合は、クレヨン系の補修材を使って色を合わせながら補修が可能です。クレヨンタイプの補修材は扱いが簡単で、ドアの構造に関係なく使用できます。

また、5〜6cm以下の小さな穴であれば、ホームセンターで購入できる化粧フィルムやドア用のリペアキットを使って修復できます。使用する補修材は、必ずドアの材質や色に合わせて選びましょう。

 

開閉しづらい

ドアの開閉がスムーズでない場合、多くは蝶番の緩みが原因です。蝶番のネジが緩んでいるときは、ドライバーでネジを締め直すことで改善できます。また、蝶番やドアの動く部分に潤滑油を差せば、異音や動きの渋さが解消される場合もあります。

ただし、自分で対処しても改善が見られない場合は、蝶番自体の劣化や変形が考えられるため、プロへの相談をおすすめします。

ドア修理をプロに依頼した方がいいケース

ドアの不具合の中には、専門的な知識や技術、特殊な工具が必要なものがあります。そういったケースでは、無理に自分で対処せず、プロに相談した方が確実です。ここでは、業者に依頼した方がいい代表的な例を紹介します。

ドアにすきまが空いている

ドアと枠の間にすきまが生じると、見た目の問題だけでなく、生活環境にも大きな影響が出ます。すきまからは冷暖房の効きを悪くする外気が入り込み、光熱費がこれまで以上に高くなるでしょう。

また、雨風の侵入は湿気やカビの原因となり、住まいの劣化を早めてしまいます。ドアのすきまは、防犯面でも大きな問題となります。

こういったすきまの修理には、ドア本体や枠の精密な調整が必要で、場合によってはドアの交換など大掛かりな工事が必要になることもあるでしょう。素人の技術では対処が難しいため、プロへの依頼が不可欠です。

ドアクローザーの調子が悪い

ドアクローザーの不具合は、ドアの開閉に重大な支障をきたす恐れがあります。具体的には、閉まるスピードが急激に速くなり危険な状態になったり、逆にドアが完全に閉まらなくなったりするような症状です。

修理には新しいドアクローザーへの交換が必要ですが、同じメーカーの製品を使用し、正確な位置に取り付けなければなりません。また、ドアクローザー内部には油が使用されているため、不適切な取り扱いで油漏れを起こすリスクもあります。取り付け位置が少しでもずれると、ドアの開閉に支障が出る可能性があるため、プロに施工を依頼した方が確実です。

 

ドア表面に剥がれがある

とくに玄関ドアの表面剥がれは、早急な対処が必要です。放置すると木材の腐敗やシロアリ被害のリスクが高まるだけでなく、美観も損なわれます。

表面の剥がれは、経年劣化や湿気が原因で接着剤が弱まって発生することが多く、シート貼りや塗装による専門的な修理が必要です。また、剥がれの状態によってはドア本体の交換も検討しなければなりません。適切な処置を判断し、確実な修理を行うために、経験豊富なプロによる診断と修理が不可欠です。


DIY修理と業者による修理の違いは?

住宅の修理では、DIYと業者による施工で、品質や耐久性に大きな違いが生まれます。ここでは、ドア修理における両者の違いを具体的に説明します。

対応できる範囲

ホームセンターで一般向けに販売されている補修用品や工具は、あくまでも簡易的な修理を想定したものです。一方、業者は高度な技術を要する作業に対応できる、専用の工具や材料を豊富に取り揃えています。

例えば、高所での作業には足場の設置が必要で、ドアの重量を支えながらの丁番交換には専用の工具が必要です。また、業者は必要に応じてメーカーから直接部品を取り寄せられるので、より確実な修理が可能です。DIYでは安全性の確保が難しい作業も、プロなら適切に対応できます。

耐久性

修理の耐久性という点で、DIYと業者による施工の差は顕著です。プロの業者は豊富な経験と専門知識を持っているため、ドアの材質や設置環境に最適な修理方法を選択できます。

例えば、南向きの玄関ドアと室内ドアでは受ける紫外線や温度変化が異なるため、それぞれに適した補修材や工法を使い分けます。また、大きな損傷の場合は、補修前に芯材を入れるなど、より丈夫な補修を行うことができます。このような状況に合わせた対応により、業者による修理は長期的な耐久性が期待できます。

仕上がり

見た目の仕上がりにおいても、DIYと業者では大きな差が出ます。特に木目の再現や色合わせなどの繊細な作業は、プロの技術がなければ難しい作業です。業者は豊富な経験に基づいて、補修箇所と既存の部分の違和感を最小限に抑えられます。

また、単に見た目を整えるだけでなく、長期的な使用に耐える丈夫な仕上げを施すため、メンテナンス頻度も抑えられるでしょう。結果として、初期費用は高くなりますが、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた修理となります。

火災保険

ドアの修理は、条件によっては火災保険の適用対象となる場合があります。例えば、突発的な事故による損傷や、台風などの自然災害による被害は、保険でカバーされることがあります。

しかし、保険を適用するためには、損傷状況や修理内容を明確に示した業者の見積書が必要です。DIY修理の場合は、火災保険の申請に必要な書類を用意するのが難しいでしょう。そこで、業者に依頼すれば、保険申請に必要な書類を適切に準備でき、修理費用の負担を軽減できる可能性があります。


ドアの修理はどんな業者に頼めばいい?

ドアの修理を依頼できる業者は、複数存在します。ここでは各業者の特徴と、修理における重要なポイントを紹介します。費用対効果や仕上がりの品質を考慮すると、専門のリペア業者への依頼がおすすめです。

建具屋

建具屋は、ドアや窓、ふすま、障子など、住宅の建具を専門に扱う業者です。その専門性から、ドアの修理においては最も信頼できる選択肢の一つといえます。建具の製作から修理、取り付けまで一貫して対応できる技術を持っているため、どんな不具合にも適切な解決策を提案できます。

また、メーカー純正の部品や、建具専用の補修材を豊富に取り扱っているため、より確実な修理が可能です。地域密着型の営業が多く、小規模な修理にも柔軟に対応してくれる点も魅力です。

工務店

工務店は、住宅の建築や大規模なリフォームを手がける業者です。建物全体の構造を理解している専門家なので、ドアの不具合が建物の歪みなど構造的な問題に起因する場合は、工務店に相談するのが最適です。特に自宅を建ててもらった工務店であれば、建築時の図面や仕様を保管していることも多く、より正確な診断と修理が期待できます。

リペア業者

リペア業者は、住宅のあらゆる箇所の補修を専門とする業者です。補修を専門としているため、建具屋や工務店に比べると、より忠実に既存の素材を再現してくれる可能性があります。また、ドア以外の修理や補修を任せられるのも強みです。ドア以外にも劣化や損傷が見られる場合は、リペア業者に相談すると良いでしょう。


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まとめ|

ドアの損傷は放置すると症状が悪化し、修理費用が膨らむ可能性があります。小さな傷や軽度の開閉不具合であればDIY修理も可能ですが、すきまやドアクローザーの不具合、表面の剥がれなどはプロに依頼することをおすすめします。

 

また、火災保険が適用される可能性もあるため、修理を検討する際は一度保険の補償内容を確認してみましょう。早期発見・早期対応が、安全で快適な住環境を維持するカギとなります。


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