和室のキクイムシ駆除実績

和室のキクイムシ駆除実績

先日お客様より床の間や畳から木くずが出ているとの相談を受けました。調査の結果、キクイムシが木材に穴を空けているのを確認。キクイムシは木材の内部に潜り込んで繁殖するため、早急な対策が必要でした。放置すれば柱や床材の強度が低下するリスクもありました。

1. 施工準備
駆除作業に必要な器具を準備しました。木材専用の殺虫剤、注入用の針、乾燥剤、保護具を用意。作業場所を養生し、木材や畳以外の家具や装飾品を一時的に移動しました。

2. キクイムシの調査
和室全体を調査し、木材内部の穴や粉状の木くずを確認しました。これをもとに被害範囲を特定。柱や床板の一部が深刻な被害を受けており、部分的に修復が必要な箇所も見つかりました。

3. 駆除作業
キクイムシの穴に殺虫剤を注入し、木材全体に薬剤を散布しました。また、木材の湿度が高いと被害が進行するため、乾燥剤を設置して湿度を調整。特に柱の根元など湿気がこもりやすい箇所を重点的に処理しました。

4. 修復と予防
被害が進んでいた木材部分は補修作業を行いました。さらに、再発を防ぐために和室全体の換気を改善する提案を行いました。たとえば、定期的に窓を開けて湿気を逃すことや、カビ対策を徹底する方法を説明しました。

5. 撤収
駆除作業後は、和室全体を清掃し、移動した家具や装飾品を元の場所に戻しました。
居住者からは「穴は残るけれど、木くずがなくなり安心できた」との声をいただき、施工完了となりました。

気になる方は柱や家具の裏側、床材など木材周辺に粉状の木くずや小さな穴がないか、定期的に確認することをおすすめします。
キクイムシは湿気が多い場所を好みますので、定期的な換気や除湿を心がけください。
なお専用の防虫剤やコーティング剤を使うことで、キクイムシが侵入しにくい状態を保つことができます。

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