戸建てトイレクリーニング作業報告 – 徹底清掃でにおい除去

東京都内戸建てトイレクリーニング作業報告 – 徹底清掃でにおい除去

ご依頼内容・現場の状況

今回、東京都内にお住まいの戸建て住宅のお客様から「トイレの臭いを何とかしてほしい」とのご依頼をいただきました。トイレの嫌な臭いが気になり、市販品では解消しきれないため、プロによる徹底的なクリーニングを希望されたケースです。

現場のトイレは窓付きで換気しやすく、床はクッションフロア素材でした。換気しながら作業できる環境でしたので、強力な洗剤を使用する際も窓を開けて安全に作業を進められます。トイレクリーニングのプロとして、臭いの元を根本から取り除くことを最優先に、隅々まで清掃する方針で臨みました。

 

トイレは尿石や黒ずみ、臭いなどの汚れが蓄積しやすく、放置すると見た目や衛生面で問題が出やすい場所です。特に尿石は悪臭の原因となるバクテリアの温床にもなるため、臭い除去には徹底清掃が欠かせません。

今回は臭いが気になるということで、便器内部から床・壁まで臭いの原因となりうる箇所を一つひとつ洗浄していきました。以下に作業手順と具体的な施工内容をご報告します。

 

作業内容と手順

1. 作業前の準備

まず作業に取りかかる前に、トイレ周辺の備品やマット類をすべて移動し、清掃しやすい状態に整えました。床がクッションフロアのため、水や洗剤が飛び散っても後で拭き取れるように養生シートを敷いて保護しています。

また、窓を開けて換気扇も回し、作業中は十分に換気を確保しました。使用する洗剤や道具も事前に準備します。

今回は尿石用の酸性洗剤、水垢用のアルカリ性洗剤、カビ取り用の塩素系漂白剤を用意しました。加えて、便器用の専用ブラシやスクレーパー、除菌スプレー、クロス(布巾)などプロ仕様の道具を揃え、万全の体制で作業開始です。準備段階をしっかり行うことで、後の清掃を効率よく安全に進められます。

 

2. 床の洗浄

作業の第一段階は、便器内部の徹底洗浄です。便器の内側は尿石や水垢が非常につきやすい部分で、放置すると黄ばみや黒ずみとなってこびり付き、臭いの原因にもなります。まず、尿石が付着しやすい便器のフチ裏や排水口周辺に、尿石用の酸性洗剤を塗布しました。

酸性洗剤を使うことで尿石を化学的に分解できるため、ブラシだけでは落としきれない頑固な黄ばみもしっかり除去できます。洗剤をかけた後は少し時間をおき、尿石が柔らかくなるのを待ってから専用ブラシで丁寧に擦りました。経験上、尿石が残っていると臭いがぶり返すことが多いので、ライトで照らしながら見えにくい箇所も念入りにチェックしています。

 

次に、水垢や黒ずみが目立っていた便器鉢内の輪ジミ部分などにはアルカリ性洗剤を使用しました。アルカリ性の洗剤は水垢(ミネラル汚れ)に効果的で、長年蓄積したザラつきも滑らかに落とせます。ブラシで隅々まで磨き上げると、陶器本来の白さがよみがえりました。便器内部の黄ばみ・黒ずみが取れると見た目にも清潔感が大幅に向上しますし、嫌な臭いもかなり軽減されます。

プロの目線で「まだ汚れが残っていないか?」と確認し、納得いくまで何度か洗浄とすすぎを繰り返しました。便器のフチ裏や細かな隙間も綿棒や小ブラシを使って洗い、汚れを完全に除去します。これで便器内部はピカピカになり、におい除去の大きな一歩を達成できました。

専門的な洗剤を使うことで、家庭では落としにくい頑固な汚れもここまで徹底的に落とせるという実感があります。
 

3. ワックス仕上げ

次に、トイレの床や壁といった周辺部分の清掃に移りました。トイレ空間の臭いの原因は便器だけでなく、床材や壁に飛び散った見えない汚れにある場合も多々あります。

特に床がクッションフロアの場合、表面がビニール素材で防水性はありますが、継ぎ目や端の部分に尿の飛沫が染み込んで臭いを発することがあります。そこで床は強力な除菌スプレーを全体に吹きかけてからクロスで丁寧に拭き上げました。便器の根元や床と壁の境目の隅など、尿ハネしやすい箇所は念入りに擦り洗いしています。

私の経験上、便器周りの床材に蓄積した汚れが悪臭の元となっているケースが非常に多いです。そのため、この作業では鼻を近づけて臭いを確認しながら、臭いの発生源を一つ残らず断つつもりで清掃しました。

 

壁面についても、腰より下の高さを中心に除菌剤を含ませたクロスで拭き掃除しています。壁には一見汚れがなくても、長年の使用で飛沫汚れやホコリが付着し、それが臭いの元になることがあるためです。幸い壁は水拭き可能な素材でしたので、洗剤拭きと水拭きをセットで行い、洗剤成分も残さず拭き取りました。また、トイレ内の窓枠や換気扇まわりにも埃やカビが溜まっていないか確認し、軽く清掃しています。

窓がある利点を活かし、作業中ずっと換気しながら進めたことで、塩素系洗剤などの匂いもこもらず快適に作業できました。途中、床の隅にごくわずかですがカビ汚れを発見したため、塩素系漂白剤もスポット的に使用しカビの除去と除菌を実施しています。

床・壁をしっかり清掃することで空間全体の衛生度が上がり、消臭効果も格段に高まりました。

 

4. 仕上げ

最後に、細部の仕上げ清掃と点検を行いました。まずトイレタンクの外装やレバー周り、そして便座・便蓋の表裏を清掃します。手垢が付いていたタンク上部や、水滴で汚れていたタンク正面も中性洗剤を含ませたクロスで丁寧に拭き取りました。便座や便蓋も、取り外せる部品は外して裏側までしっかり洗浄しています。ヒンジ部分(便座の付け根)やウォシュレットノズル周辺など、普段見えない箇所の汚れも見逃しません。

細かな部分まで洗い終えたら、取り外したパーツやトイレ用品を元どおりに取り付け・配置しました。最後に床が乾いているのを確認し、移動した備品類もすべて元の位置に戻して作業完了です。

 

作業後には最終チェックとして、トイレ全体の見た目と臭いを確認しました。便器内部は新品のように輝く白さを取り戻し、床や壁も隅々まで清潔な状態です。気になっていた嫌な臭いも**一掃され、清潔で快適なトイレ空間がよみがえりました。

プロの清掃ならではの徹底施工で、お客様にも「臭いがなくなって快適になった」とご満足いただけたと思います。

私自身、長年染み付いた汚れと臭いがここまできれいになった現場を確認し、清掃のプロとして大きなやりがいを感じました。

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