金融機関の外壁清掃の実績
今回は、金融機関の外壁清掃を行いました。金融機関は、信頼と安心感が求められる施設であり、建物の清潔さは来店されるお客様に与える印象を大きく左右します。しかし、外壁は日々の風雨や排気ガス、埃の影響を受け、時間とともに黒ずみやシミが目立つようになります。特に、今回の現場では、高所部分の汚れや細かい隙間に入り込んだ汚れが蓄積し、建物全体の印象が暗くなっていました。
通常の清掃では落としにくい外壁の汚れを除去し、建物本来の美しさを取り戻すために、高所作業を含む徹底的な清掃を実施しました。それでは、作業の流れをご紹介します。
1. 準備
まずは、作業に必要な道具を準備しました。今回使用したのは、外壁面専用強力洗浄剤、中性洗剤、ハンドブラシ、シャンパー(スポンジ状の清掃道具)、ガラス用スクイジー、ロープ、脚立、養生シートなどです。
外壁清掃では、高所作業が必要なケースもあるため、作業スタッフは安全帯(ハーネス)やロープを装着し、安全対策を徹底しました。また、建物の扉や外灯などに洗剤が侵入しないよう、養生シートを設置し、周囲への影響を最小限に抑える準備を行いました。
2. ケミカル洗浄
準備が整ったら、外壁全体の汚れを落とすためのケミカル洗浄を開始しました。外壁には、排気ガスの油分を含んだ黒ずみ、雨水によるシミ、埃の付着など、さまざまな汚れが蓄積しています。
そこで、まずは万能型強力洗浄剤と中性洗剤を適切に調合し、壁面に塗布しました。その後、ハンドブラシやシャンパーを使用しながら、汚れをしっかりと浮かせていきました。特に、隙間や凹凸部分には汚れが溜まりやすいため、細部まで丁寧にブラッシングを行いました。
洗浄後は、浮き上がった汚れをウェス(清掃用の布)で拭き取り、壁面に洗剤が残らないように処理しました。
3. 仕上げ洗浄
ケミカル洗浄が完了したら、仕上げとして水洗浄を実施しました。高圧洗浄機は使用せず、手作業による水拭きをメインに行い、外壁の表面に洗剤が残らないように丁寧に仕上げました。
特に、外壁の素材によっては、水アカが残りやすい場合があるため、ガラス用スクイジーを使って余分な水分を拭き取り、最後にウェスで仕上げることで、ムラなく美しく仕上げることを心掛けました。
4. 仕上げ・撤収
清掃が完了したら、養生シートを撤去し、施工用具を整理しました。また、作業エリア全体を最終チェックし、施工箇所に汚れが残っていないか、洗浄剤が周囲に飛び散っていないかを確認しました。
最後に、建物周辺の歩道や入口付近を清掃し、作業の跡が残らないように丁寧に仕上げました。
今回の清掃により、金融機関の外壁が明るくなり、建物全体の印象が向上しました。清潔で整った外観は、お客様に安心感を与えるだけでなく、施設の信頼性にもつながります。今後も定期的なメンテナンスを行い、常に清潔な環境を維持できるようサポートしていきます