駐車場の照明器具清掃・管球交換作業報告

【東京】駐車場の照明器具清掃・管球交換作業報告

東京都内の金融機関支店に併設された1階駐車場にて、天井設置の照明器具清掃および管球交換作業を行いました。駐車場の照明は毎日使用される中でホコリや汚れが溜まりやすく、放置すると光量が低下して駐車場全体が暗く感じられることがあります。そこで、照明器具を徹底的に清掃し、寿命が近い蛍光管(管球)を新しいものに交換することで、駐車場の明るさと清潔感を取り戻しました。以下、現場での具体的な作業手順と所感をご報告いたします。
 

1. 施工準備

作業の第一歩は、必要な道具を万全に揃えることです。今回は万能型強力洗浄剤、ハンドブラシ、脚立、養生シートなどを使用しました。これらは効率よく作業を進めるために欠かせないツールばかりです。経験上、清掃作業では事前準備が非常に重要なので、私はこの段階を特に重視しています。たとえば洗剤やブラシの種類を誤ると汚れが落ちなかったり作業が非効率になるため、現場に合わせた道具選びと準備を入念に行いました。

 

また実際の現場では、照明器具の周囲に埃や汚れが大量に蓄積しているケースもあります。そのため作業開始前に養生シートを使って壁面や床面、付近の車両など作業エリアをしっかり保護しました。こうした養生により、清掃中に落ちた汚れや洗剤液が周囲に飛散せず、建物や車を汚さないようにしています。私自身、現場を汚さず安全に作業を終えることを常に心掛けており、準備段階での養生処理には細心の注意を払いました。
 

2. ケミカル洗浄

いよいよ清掃作業に取りかかります。まず照明器具を分解し、各部品をひとつひとつ取り外しました。具体的には、照明の前面にあるルーバー(光を拡散させる格子状の板)や保護用のアクリルカバーを外し、さらには古くなった蛍光灯の管球もソケットから慎重に取り外しています。部品を外す際には落下や破損を防ぐため両手でしっかり支え、脚立の上でバランスを崩さないよう十分注意を払いました。

長年取り付けられた部品は固着していることもありますが、無理に力をかけず丁寧に取り外すことで照明器具本体に傷を付けないようにしています。

 

次に、取り外した照明器具本体や各パーツに付着した頑固な汚れに対して万能型強力洗浄剤を吹き付け、ケミカル洗浄を行いました。この専用洗剤は業務用の強力なもので、長期間蓄積したホコリや油分を化学的に分解して落とすことができます。

ハンドブラシで擦る前に洗剤を十分に馴染ませることで、汚れが浮き上がり作業効率が向上します。私はこの洗剤の使い方にも経験を活かし、汚れの程度に応じて適切な濃度・時間で処理しました。洗浄中は汚れがしっかり落ちているか逐一確認し、見落としのないよう隅々まで目を凝らしています。

 

さらに反射板(照明内部で光を反射させる金属板)も取り外して別途洗浄しました。反射板は光の効率に直結する部分なので、ここが曇っていると照明の明るさが大幅に損なわれます。

外してみると、反射板表面はやはり長年のホコリでかなりくすんでいましたが、洗剤洗浄とブラッシングによりピカピカの金属光沢が蘇りました。部品ごとに分解清掃を行うことで、照明器具全体を新品同様の清潔な状態にリフレッシュさせています。

 

なお、蛍光灯を外した際に目に入った照明器具内部(器具の内側の枠部分)は、長年の汚れで黒ずんでいました。しかし洗浄剤とブラシで丁寧に清掃を進めると、本来の白い地金が顔を出し始めます。その変化には私自身も驚きました。
 

黒ずんでいた内部は洗浄後には真っ白に戻り、まるで新品のような状態になったのです。「こんなに汚れていたのか」と改めて感じると同時に、清掃の効果を目の当たりにし大きなやりがいを感じました。
 

3. 仕上げ洗浄

汚れを洗剤で分解除去した後は、水洗いによる仕上げ工程に移ります。洗剤が残ったままだと再び汚れを呼び寄せたり金属部を傷めたりする恐れがあるため、ここでしっかりと洗い流すことが重要です。私はバケツの清水やウエスを使い、照明器具の隅々まで念入りにすすぎました。洗浄後の器具表面を手で触れ、洗剤成分が残っていないことを確かめています。この工程では、水が黒く濁らなくなるまで繰り返しすすぎを行い、完全に汚れが除去できたことを確認しました。

 

水洗いの後は、清潔なウエス(布)で器具表面を丁寧に拭き上げます。せっかく汚れを落としても水滴や拭き残しの汚れがあると台無しなので、乾いた布で残留水分をしっかり取り除きました。特に器具の角や細かな溝にも布を押し当て、一滴の水分も残さない気持ちで拭き取っています。

この仕上げ拭き取りによって、照明器具はくすみのないクリアな状態になり、見た目にも輝きが増しました。私はこの最終仕上げ作業中にも器具の破損や異常がないか目視点検を行い、安全に問題がないことを確認しています。
 

4. 仕上げ・点灯確認

清掃作業が一通り完了した段階で、新しい管球(蛍光灯ランプ)を器具に取り付けました。今回は従来と同じ規格の蛍光灯ですが、新品に交換することで照明の明るさが格段に向上します。実際、点灯してみると清掃前にはやや薄暗かった駐車場内が、一気に明るく照らされるようになりました。
 

清掃によって器具本来の明るさが発揮され、新しい蛍光灯で光量も復活したため、駐車場全体が明るく安全な雰囲気になったのを実感できます。長年使われ劣化したランプを交換することで、ちらつきも解消され安定した照明になりました。

 

続いて取り外していたアクリルカバーやルーバーなどの部品を元通り組み付け、照明器具を原状復旧します。分解前に位置関係を把握しておいたので、スムーズに組み立ても行えました。全てのパーツを正しく取り付けた後、再度点灯テストを行い問題なく照明が点くことを確認しています。最後に、作業に使用した脚立やブラシ、汚れたウエス類を片付け、養生シートに載った埃やゴミをまとめて清掃しました。
 

私は常に「来たときよりも美しく」を心掛けており、作業場所を清潔な状態に戻してから現場を後にします。
今回も床面を水拭きし、落ちたホコリ一つ残さないよう徹底して後片付けを行いました。施工後は養生を撤去し、機材の置き忘れがないか最終確認して作業完了となります。

 

ビフォー・アフター(清掃効果の比較)

清掃前の照明器具内部の様子です。天井に取り付けられた照明器具を分解して蛍光灯を外すと、内部の反射板や枠が長年の埃で黒ずんでいるのが分かります(写真では内部全体が黒っぽく汚れている状態)。このように汚れが蓄積すると光が反射しづらくなり、照明の効率が落ちて駐車場が暗く感じられてしまいます。金融機関の駐車場という利用者の多い空間で、この汚れは見た目の印象も悪く、安全面でも課題となっていました。

 

清掃後の照明器具内部です。黒ずんでいた汚れがすっかり取り除かれ、内部の金属部分が真っ白に輝いています。反射板も隅々までピカピカに蘇り、照明の光を効率よく反射できる状態になりました。実際に新しい蛍光灯を点灯すると、清掃前と比べ物にならないほど明るい光が駐車場内に行き渡りました。見違えるように綺麗になった照明器具により、利用者にも「明るく清潔な駐車場」という良い印象を与えることができます。
 

作業後の効果と所感

今回の照明器具清掃および駐車場管球交換の施工によって、駐車場内の照度は大幅に向上し、利用者にとってより快適で安心できる環境を実現できました。明るく清潔感のある駐車場は訪れるお客様や従業員に安心感を与え、防犯面でもメリットがあります。実際、作業後に現場を確認した金融機関の支店長様からは「駐車場が見違えるほど明るくなった」とお声がけいただき、施設管理者としてもご満足いただけた様子でした。

 

私自身、このような現場作業を通じて定期的な照明器具のメンテナンスの重要性を改めて感じています。照明器具を清掃し管球を交換することで得られる効果は、明るさの向上だけでなく、器具の寿命延長や電力効率の改善、そして何より安全性の確保につながります。汚れたままの照明では十分な明るさが得られず、防犯上も不安が残りますし、古い蛍光灯を使い続ければ突然切れて真っ暗になるリスクもあります。

定期的な清掃と交換作業を行うことで、そうしたリスクを未然に防ぎ、常にベストな照明環境を維持できます。施設管理者や支店の責任者の方におかれましては、ぜひ計画的な照明メンテナンスを実施いただき、施設全体の美観と安全性を長期的に保っていただければと思います。

この記事で紹介したサービス

サービスをもっと見る