金融機関窓口の被災後のカーペット洗浄・除菌消臭実績
今回は、災害による浸水被害を受けた金融機関様の窓口フロアで、床面カーペットの洗浄清掃と除菌消臭作業を行いました。土砂汚れやにおいが深刻な状況でしたが、清潔で安心できる空間を取り戻すため、スタッフ一同心を込めて対応しました。作業の様子を項目ごとにご紹介します。
1. 施工準備
まずは作業範囲の確認から始めました。対象は、床面のタイルカーペットに加え、壁面やトイレ内も含まれます。どこも浸水の影響でかなり汚れが広がっていました。
使用する道具は、強力なエクストラクター(吸引機能付きの洗浄機)、除菌剤、消臭剤など。床面を傷めず、しっかりと汚れと菌を取り除けるよう、資材も厳選しました。現場の状況を見ながら、作業手順も微調整し、臨機応変に対応できるよう準備を整えました。
2. 洗浄作業
土砂汚れがかなりひどかったため、通常の洗浄だけでは不十分と判断。エクストラクターを使ったエクストラクション洗浄を、なんと2工程にわたって実施しました。
まず1回目は、土砂や汚れをしっかり浮かせて吸い取る作業。カーペットに染み込んだ汚れを、じっくり丁寧にかき出していきます。そして乾かす間も置かず、すぐに2回目の洗浄へ。2度目の工程では、さらに細かな汚れを徹底的に吸引し、カーペット本来の風合いをできる限り取り戻しました。
3. 除菌・消臭作業
洗浄後、すぐに除菌と消臭の作業に移りました。見た目がきれいになっても、目に見えない菌やにおいが残ってしまっては意味がありません。
専用の除菌剤と消臭剤を、カーペットの隅々まで丁寧に噴霧し、浸透させました。特に、土砂に含まれる雑菌やカビを意識しながら、拭き残しがないように注意して仕上げました。
さらに、トイレ内や壁面の清掃もご要望に応じて実施。ここでも除菌・消臭をしっかり行い、店舗全体がすっきりとリフレッシュされた印象になるよう心がけました。
4. 今後のご提案
作業後、床面は見違えるほどきれいになりましたが、長時間の浸水だった可能性もあり、においが完全に消えるかは乾燥後の様子を見ての判断となります。もし乾燥後も気になるにおいが残る場合には、タイルカーペットの張り替えを検討いただくようお伝えしました。
自然災害による被害は、防ぎきれないこともあります。ただ、こうして早い段階で徹底した洗浄と除菌を行うことで、施設の機能を守り、お客様にも安心してご利用いただける空間を取り戻すことができます。
今後も、こうした緊急対応にも素早く、丁寧に応えていきます。