スーパー複数店舗の屋上ドレン清掃(軒樋清掃)施工事例

2025/08/20

関西のスーパー複数店舗の屋上ドレン清掃(軒樋清掃)施工事例

大阪府内のスーパーチェーンにて、複数店舗の屋上ドレンまわり清掃(軒樋清掃)を実施しました。
この記事では、梅雨前に雨水のオーバーフローを防ぐために行った屋上ドレン清掃の手順や使用機材について、プロの清掃業者ならではの視点で詳しく解説します。
また、各店舗の排水口や排水管の位置を確認・記録する工夫など、現場で得たコツも紹介します。
スーパーマーケットを運営する企業や施設管理担当の方にとって、屋上排水設備のメンテナンス品質を高める上で参考になる施工事例です。

依頼の背景

今回のご依頼は、関西地方でスーパーマーケットを展開する企業様からのもので、当社ホームページを通じてお電話を頂きました。
5月下旬、店舗運営のご担当者様から「梅雨に入る前に屋上の排水溝と排水口の清掃を終わらせたい」とご相談がありました。
お話を伺うと、上長の方から急遽清掃を手配するよう指示されたとのことで、スケジュールが差し迫った状況でした。
他社にも同様の依頼をされている相見積もり案件とのことでしたが、当社としてもこの緊急要請に応えるべく迅速かつ柔軟に対応する方針を固めました。

現場調査と見積準備

お問い合わせ後、当社は早急に現地調査の日程を調整しました。
可能な限り早い日程として5月26日・27日の2日間で、当初対象となっていた6店舗すべての屋上状況を確認する現場調査を実施しました。
屋上までのアクセス経路や排水溝の詰まり具合、必要な梯子の長さなどを各店舗でチェックし、同時に作業プランを検討します。
調査結果を踏まえ、5月30日には清掃作業の御見積書を提出しました。

その後、6月9日にお客様より1店舗あたりの清掃単価についてご相談がありました。
新規のお取引先でもあり今後の信頼関係構築を考慮して、当社としてもできる限りご要望に沿う形で柔軟に対応いたしました。
その結果、6月10日付で清掃対象17店舗すべての作業をご発注いただくことができました。
当初6店舗のみの予定が、他社が担当予定だった店舗も含めて当社にお任せいただけた形です。
お客様から「6月中に全店舗の清掃を完了してほしい」とのご希望があり、社内でスケジュールと人員を綿密に調整し、タイトな日程に対応しました。
(なお、天候等の理由で一部1店舗のみ7月11日に繰り越し実施となりました。)

清掃作業の手順と内容

実際の屋上ドレン清掃作業では、以下のような手順で進めました。

  1. 店舗到着・準備:
    作業当日、各店舗に到着したらまず店長様へご挨拶し、屋上までの動線を確認しました。
    清掃道具や脚立(はしご)など必要な資材を安全に屋上へ搬入しました。

  2. 作業前確認:
    清掃対象である屋上ドレン周辺の現状を確認し、排水口や軒樋に溜まった汚れの状態を写真撮影しました。
    作業開始前に問題箇所がないかも併せてチェックしました。

  3. 清掃作業:
    屋上排水溝(軒樋)やドレン(排水口)に蓄積した土砂・枯葉・ゴミを熊手や手作業で丁寧にかき出しました。
    詰まりがひどい箇所は時間をかけて除去し、水の通り道を確保しました。
    必要に応じて水を流し、排水がスムーズに流れることも確認しました。

  4. 作業後の確認:
    清掃完了後、排水口や樋内部の状態を写真に収めてビフォーアフターを記録しました。
    また、周囲に泥汚れが残っていれば水拭きし、屋上全体を軽く清掃して現場を元の状態に戻しました。
    使用した道具類の置き忘れがないか最終点検を行いました。

  5. 報告・引き渡し:
    作業終了後、店長様に清掃箇所の仕上がりをご確認いただきました。
    用意していた作業完了報告書に記入・サインをいただき、控えをお渡しして作業完了となりました。

清掃時のポイントと工夫

今回の清掃作業にあたり、複数店舗を短期間で対応するための工夫や、お客様から求められた追加対応事項にも注力しました。主なポイントは以下の通りです。

  • 複数店舗を効率的に清掃:
    今回は1日で最大6店舗の清掃を行う必要がありました。
    そのため、移動経路や作業時間を綿密に計画し、チーム内で役割分担して効率よく作業を進めました。
    営業時間中の作業でもあったため、お客様や買い物客の動線に配慮し、安全第一で作業を行いました。

  • 高所作業への備え:
    屋上や軒樋へのアクセスには店舗ごとに状況が異なります。
    事前調査が難しかった店舗もありましたが、各店から「高所箇所がある」との情報を頂いていたため、十分な高さの大型脚立を持参して対応しました。
    安全帯の着用や二人体制での高所作業など、安全対策を徹底して作業にあたりました。

  • 排水口・排水管位置の記録:
    清掃作業と並行して、各店舗屋上の排水口や排水管(竪樋)の位置を確認し、事前に用意された航空写真にマーキングしました。
    高所でなければ把握しづらいこれら排水設備の配置図を作成することで、お客様社内での施設管理資料として活用いただけます。
    清掃後、ビフォーアフター写真と併せてこのマーキング図面も提出しました。

  • シーリング劣化の点検:
    お客様からのご要望により、屋上の防水シーリングの剥がれやひび割れがないか簡易点検しました。
    排水溝周りや屋上床面の防水ゴム部分など、目視で異常が見られた箇所は写真に収めて報告しています。
    必要であれば後日補修の御見積も提示可能である旨もお伝えし、清掃時に発見した課題についてフィードバックしました。

  • 作業報告書と写真の提出:
    各店舗の清掃終了後には、決められた書式の作業完了報告書を作成しました。
    清掃前後の写真を添付し、実施日時や作業内容、確認事項などを明記した報告書を店長様にお渡ししています。
    お客様から「報告書のフォーマットがしっかりしていて安心できる」との評価も頂き、プロの業者として丁寧な報告体制を心がけています。

まとめ

本記事では大阪府内スーパーチェーンにおける屋上ドレン清掃・軒樋清掃の工程を詳細に解説しました。
梅雨時期の漏水リスクを防ぎ、施設を良好に維持するためには、プロによる定期的な屋上排水設備の清掃が不可欠です。
今回、緊急のご依頼に迅速対応し、全店舗の清掃を無事完了できたことで、お客様からは「今後も毎年お願いしたい」とのお言葉を頂戴しました。
現場で培った知見を活かし、今後も施設管理に貢献できる清掃サービスを提供してまいります。

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