都内ビルでのシンク排水栓交換工事レポート

都内ビルでのシンク排水栓交換工事レポート

先日、ビル管理会社様からのご依頼で、都内のあるビルにてシンクの排水栓交換工事を行いました。この事例は、ビルの排水設備工事の一環としてシンク排水栓を交換し、排水機能を改善したものです。迅速な対応と丁寧な施工が求められる現場でしたが、当社の強みであるスピード感ある対応で、短時間のうちに作業を完了することができました。以下、現場を担当したプロの視点から、具体的な作業内容を報告いたします。
 

施工準備と現場確認

現場に到着後、まずシンク下の排水周辺を詳しく点検しました。シンク下にはゴム製のホース状排水管が配管されていましたが、経年劣化によって途中でちぎれている箇所を発見しました。実際に見てみるとホースから水が漏れ出ていたため、「これは排水栓だけでなく排水管も交換が必要だ」と判断しました。お客様であるビル管理ご担当者様にも現状を報告し、排水栓交換と同時に劣化した排水管の交換作業も行う方針をその場で決定しました。

 

作業を始める前に、シンク下の収納物を一時的に移動し、十分な作業スペースを確保します。周囲の床や収納内部が汚れないように養生シートを丁寧に敷き、工具や部品を準備しました。また、水漏れや汚水の飛散による二次被害を防ぐため、バケツやウエスも用意し、いつでも対応できるようにしました。こうした入念な準備により、安心して作業に取りかかることができます。

 

既存排水栓の取り外し作業

次に、古い排水栓の取り外しに取りかかりました。長年使われて劣化した排水栓は内部に汚れ(ヘドロや錆)が詰まり、固着して簡単には外せない状態です。私は慎重に工具を使い、排水栓本体とシンクや排水管との接続部を少しずつ緩めていきました。腐食が進んだ金属部品もあったため、力をかけすぎて周囲の配管やシンクを傷めないよう、ゆっくり丁寧に作業を進めます。

 

排水栓を取り外した後、シンク下の排水口周辺と配管内部の状態を改めて確認しました。やはり想定通り、排水ホース(排水管)は劣化が激しく、破損部分から汚水が漏れていた形跡があります。私自身も劣化の激しさに少し驚きましたが、すぐに排水ホース全体を外し、新しい部材に交換する準備に取りかかりました。この時点で排水管の劣化部分を徹底的に清掃し、悪臭や汚れもできる限り除去します。古い部品や汚泥は現場でしっかり回収し、ビル内を汚さないように密閉できる袋に廃棄物をまとめました。

 

新規排水栓・排水管の設置と仕上げ

清掃完了後、新しい排水栓と排水管(排水ホース)の取り付け作業に移ります。まず、新品のシンク排水栓ユニットを所定の位置に据え付け、シンクとの接合部をしっかりシーリングしました。次に、新しい排水ホースを既存の排水口配管に接続します。この際、接続部位にパッキンを確実に挟み込み、水密性を高めることに注力しました。手で引っ張ってもしっかり固定されていることを確認し、最後にシンクに水を流して漏れがないかテストします。

 

幸い、テストでは接続部からの水漏れは全くなく、新しい排水栓と排水管が問題なく機能していることを確認できました。水がスムーズに流れる様子を見て、現場担当者として私もほっとしました。接続箇所に異常がないことを確認した後、取り外していたシンク下の収納物を元に戻し、養生シートを撤去します。作業周辺をきれいに拭き上げ、床面の汚れや水滴も残さず清掃しました。最後にお客様と一緒に仕上がりを確認し、ピカピカになったシンク周りを見て大変喜んでいただけました。

 

スピード感ある対応と丁寧な施工の重要性

今回のシンク排水栓交換工事では、ビルの排水設備工事として求められる迅速さと確実さの両方を実践することができました。お問い合わせから施工まで非常にタイトなスケジュールでしたが、当社は即日対応も可能な体制を整えているため、スピード感を持って対処できた点が大きな強みです。実際、担当のビル管理者様からも「対応が早くて助かった」とのお言葉をいただきました。

 

また、スピードだけでなく丁寧な施工にもこだわっています。今回の現場でも、養生の徹底や作業後の清掃まで気を抜かずに行いました。設備工事は、ただ機能を直すだけでなく、周囲への配慮や仕上げの美しさも重要です。新しい排水栓と排水管によって排水機能が改善されたことはもちろん、シンク下の見た目も清潔になり、ビルの衛生環境向上にも貢献できました。現場のプロとして、こうした迅速かつ丁寧な対応でビル管理会社様の信頼にお応えできるよう、これからも努めてまいります。

 

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