スーパー駐車場の庭木の剪定実績

東京都内スーパー駐輪場沿い植栽剪定作業報告(春先)

 

作業日時・場所

2025年4月上旬、東京都内にあるスーパーマーケット店舗様の駐輪場沿いにて、低木および高木の剪定作業を実施いたしました。今回は、駐輪場に面した植え込みの低木数本と高さ約5メートルほどの高木数本が対象です。現場は駐輪場スペースということもあり、お客様の自転車が常に並んでいる環境下での作業となりました。
 

作業担当:
当社造園チーム(作業スタッフ2名、補助スタッフ1名)
 

作業目的:
店舗敷地内の景観維持と安全確保のため、伸びすぎた枝葉を整え、美観の向上と駐輪スペースの機能回復を図ることです。特に春先という新芽の成長期に入るタイミングでの剪定により、植物の健全な生長を促しつつ、防犯面・衛生面でも良好な環境を保つことを目指しました。

 

現場の状況と剪定の目的

現場となった駐輪場沿いの植栽帯では、冬から春にかけて管理の間隔が空いていたため、低木の枝葉が想定以上に繁茂し、自転車の駐輪スペースへ枝が張り出している箇所が見受けられました。また、高木も下枝が伸びて駐輪場に影を落とし、周囲がやや暗い印象となっていました。

伸びすぎた枝葉は見た目の問題だけでなく、光の入り込みや風通しを妨げ、お客様の利用時の支障や害虫発生の原因にもなります。
実際、店舗スタッフの方から「駐輪場の周りが暗く、見通しが悪い」とのご指摘があり、早急な対処が望まれていた状況です。

 

こうした状況を踏まえ、今回の剪定作業では以下の点を重視しました。
 

美観の向上:
乱れていた植栽の樹形を整え、店舗の印象を明るく清潔に保ちます。日頃からお客様の目に触れる駐輪場沿いの植え込みなので、美しく手入れされた状態にすることで、お客様にとっても心地よい空間となるよう努めます。
 

安全性の確保:
駐輪場は駐車場に比べスペースが狭く、お客様の自転車や歩行者が近接する環境です。剪定により通行の妨げになる枝葉を取り除き、駐輪時に自転車や人へ枝が当たる危険を防止します。特に剪定中は自転車への接触や落下物による事故がないよう最大限配慮します。

 

健全な生育:
春先という時期を考慮し、植物の種類ごとに適切な剪定を行います。新芽が出始める季節のため、過度な強剪定は避け、枯れ枝や弱った枝を中心に除去します。風通しと日当たりを改善しつつ、今後の成長に良い影響が出るようにします。
 

作業準備と安全対策

作業当日は朝から準備に取りかかりました。剪定に使用する道具類(剪定ばさみ、刈込ばさみ、高枝切りばさみ、電動ヘッジトリマーなど)や脚立を現場に搬入し、事前に機材の点検を実施しました。また、安全のためスタッフ全員がヘルメット・保護メガネ・作業手袋を着用しました。

 

現場は店舗駐輪場沿いで常時お客様が自転車を出し入れされる場所のため、以下の安全対策を講じました。

 

作業エリアの明示:
コーンと「剪定作業中」の注意看板を設置し、作業範囲を明確にしました。特に自転車の出入口付近では、お客様に注意を促す表示を配置しています。
 

誘導員の配置:
作業スタッフとは別に補助スタッフが一名、周囲の安全確認と誘導を担当しました。剪定中に歩行者や自転車利用者が接近した場合、声掛けと一時作業中断を行い、事故防止に努めました。
 

駐輪スペースの確保:
事前に店舗ご担当者様と相談し、可能な範囲で剪定作業箇所付近の自転車を一時移動いただくようお願いしました。しかし営業中ということもあり完全には難しかったため、自転車を傷つけないよう養生シートで覆う、剪定する植木の下にブルーシートを敷いて落ち葉や小枝が直接地面や自転車に散乱しないようにする、といった工夫を行いました。

 

剪定作業の内容

低木(植え込み)の剪定

まず、駐輪場沿いに列植された低木(生垣状の植え込み)の剪定から着手しました。対象となる低木は常緑樹で、冬の間に伸びた枝先や春になって伸長し始めた新芽が不揃いに飛び出している状態でした。刈込ばさみと電動ヘッジトリマーを使用し、高さをおよそ胸の高さ(約1.2メートル)で揃えつつ、歩道側と駐輪場側それぞれに張り出した枝葉を丁寧に刈り込みました。

 

作業中は現場の状況に応じた判断が求められました。例えば、歩道側に大きく飛び出していた枝は通行の妨げになるため根元近くから切り戻し、一方で駐輪場側に関しては自転車利用者の視線を遮らない程度に高さを抑えつつも、プライバシー確保のために極端に低く刈り込みすぎないよう調整しました。

 

また、剪定と同時に植え込み周辺に溜まった落ち葉やゴミも簡易清掃しました。剪定後、低木は全体的に整ったシルエットとなり、各株の間隔もすっきりと見通せるようになりました。適度に日光が差し込むことで風通しも改善し、足元の湿気や虫の発生も抑えられる状態になったと判断できました。
 

高木の剪定​:

次に、植え込みの間からところどころに立っている高木の剪定を行いました。高木は高さ5メートル前後の落葉樹が数本あり、春先に新芽が吹き出す直前のタイミングです。脚立を用いて樹冠付近にアクセスし、高枝切りばさみで下方向に垂れ下がった枝や枯れ枝を中心に除去しました。特に駐輪場側へ張り出していた下枝は、頭上や目の高さにかかって危険でしたので、幹元から適切な剪定箇所で切り落としています。

 

高木剪定では、太めの枝を切る際の安全確保に細心の注意を払いました。脚立の固定を二名で行い、一人が枝を支えながらもう一人が剪定することで、切り離した枝がいきなり落下して自転車や周囲を損傷しないようにしました。加えて、切断面には不要な小枝が残らないよう整え、見た目にも自然な形になるよう配慮しました。今回、高木に関しては新芽が出る直前ということもあり、強剪定は行わず必要最低限の剪定に留めています。これにより樹木への負担を抑えつつ、日当たりと景観の改善を実現しました。

 

作業後の確認と結果

全ての剪定作業完了後、剪定くずの回収・清掃を徹底しました。駐輪場や歩道に葉や小枝が散乱したままではお客様のご迷惑になりますので、ブルーシートをたたむ際にこぼれた細かな葉も含め、熊手とブロワー(送風機)で隅々まで掃き集めています。集めた枝葉は当社で持ち帰り、適切に処分いたしました。

 

清掃後、店舗ご担当者様と現場の最終確認を行いました。剪定後の植栽は形よく整い、駐輪場沿いの景観は見違えるほどすっきりとしています。特に**高木から十分な光が差し込むようになり、以前は薄暗かった駐輪場周辺が明るく開放的な印象に変わりました。**お客様からも「駐輪場まわりが明るくきれいになった」と喜びの声をいただき、私たち作業者も達成感を感じております。見通しが良くなったことで防犯面の向上にも寄与し、また剪定により風通しが改善したことで、これから暑くなる季節に向けて衛生環境も良好に保てるものと考えられます。

 

最後に、使用した道具の片付けと周辺設備の点検を実施しました。フェンスや看板など剪定作業中に接触した可能性がある箇所を細かく確認し、異常や破損がないことを確認しています。全て問題がないことを店舗ご担当者様と共有し、本日の作業を無事完了いたしました。
 

作業を終えて(担当者所感)

今回の剪定作業は、駐輪場の剪定作業ならではの難しさとやりがいがある現場でした。普段の駐車場での剪定作業と比べ、限られたスペースでお客様の自転車がすぐそばにある状況では、予想以上に細かな気配りと現場対応力が求められました。作業中は常に緊張感を持って臨みましたが、幸い事故やトラブルもなく安全に作業を終えることができ、安堵しております。

 

春先ということで、新芽が芽吹く季節に合わせた適切な剪定を心掛けました。剪定後しばらくすれば、切り戻した枝からもまた元気な新芽が伸び、整えた樹形を維持しつつさらに生き生きと茂ってくると期待しております。店舗様の大切な外構植栽をきれいに管理することで、来店されるお客様にもより良い印象を与えることができると改めて感じました。

 

今後も定期的な剪定管理を実施することで、美観と安全性を維持できるでしょう。私たちもプロの剪定業者として、駐輪場・駐車場問わずどんな現場でも臨機応変に対応し、質の高い作業をご提供してまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

ビフォーアフター

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