高齢者向け施設のクロス貼り付け・張り替え実績
都内の高齢者向け施設において、内装のクロス張り替え工事を実施しました。この施設では、居住空間の快適性や衛生面の向上を目指して、老朽化したクロスを新しいものに貼り替える作業が求められました。今回は、高齢者の方々が快適に過ごせるよう、耐久性や安全性に配慮した作業を行いました。
1. 施工準備
まずは現地調査を実施し、既存のクロスや下地の状態を確認しました。特に、クロスの剥がれや汚れがひどく、また下地の補修が必要な箇所も見受けられました。調査結果をもとに、作業計画を立案し、必要な材料や機器を準備しました。今回使用したクロスは、高耐久性を誇るビニールクロスで、介護施設内でよく使われる消臭機能や抗菌性能を備えたタイプを選定しました。作業エリアは養生シートで保護し、施設内の他のエリアに汚れが飛散しないように配慮しました。
2. 既存クロスの剥がし作業
クロスの張り替えに先立ち、まずは既存のクロスを剥がす作業を行いました。既存クロスが長期間使用されており、強力な粘着剤で固定されているため、温水で湿らせた後、専用のヘラで慎重に剥がしました。下地に損傷を与えないように細心の注意を払い、丁寧に作業を進めました。また、剥がし作業中に発生するホコリやゴミを吸引するために、バキューム機器を使用し、作業環境を清潔に保ちました。
3. 下地補修作業
クロスを剥がした後、下地に傷や凹凸が目立つ箇所がありました。このため、下地調整を行い、クロスの貼り付けに適した平滑な面を作るためにパテを使用しました。パテで補修した後、乾燥させ、乾燥後にサンドペーパーで平滑に仕上げました。この作業により、新しいクロスがしっかりと接着できるよう、下地の状態を整えました。
4. 新しいクロスの貼り付け作業
下地の補修が完了した後、いよいよ新しいクロスの貼り付け作業を開始しました。ビニールクロスを規定のサイズにカットし、接着剤を均等に塗布した後、慎重に壁面に貼り付けていきました。特に、施設内の壁面は広範囲にわたるため、クロスが歪まないように注意深く貼り進め、余分な接着剤を取り除きながら作業しました。また、クロスの継ぎ目部分が目立たないように、丁寧に合わせて貼り付けることで、仕上がりが美しく、長期間使用に耐えるようにしました。
5. 仕上げ作業
クロスの貼り付けが完了した後、クロスの表面にシワや気泡が残らないように、専用のローラーを使って押さえました。さらに、端部や角の部分はきれいにカットし、仕上げました。この工程により、クロスが壁面にしっかりと密着し、美しい仕上がりとなります。その後、作業エリアの養生を撤去し、必要な清掃作業を行いました。施設内での移動を避けるため、作業の最終段階では利用者の安全にも十分に配慮し、周囲の確認を行いました。
6. 撤収作業
施工が終了した後、使用した道具や材料を整理し、現場の最終確認を行いました。クロスの張り替えが完了した壁面の品質チェックを実施し、問題がないことを確認。施設内に残った細かなゴミや塗料の飛散を取り除き、現場を清掃して作業を終了しました。
7. 完了後のフォローアップ
クロスの張り替え工事が終了した後、施設の管理者と確認を行い、仕上がりに満足いただけました。さらに、今後のメンテナンスについてもアドバイスを行い、定期的な点検や汚れが付いた場合の対処方法についても説明しました。高齢者向け施設では、居住環境が重要であるため、使用する素材の選定や施工方法において、特に安全性と耐久性に配慮をしました。
今回のクロス張り替え工事により、施設内の居住空間が一新され、より快適で安全な環境を提供することができました。今後も、施設内の内装を維持し、より良い居住環境の提供をサポートしていきます。