店舗リニューアルに伴う解体工事の作業報告

店舗リニューアルに伴う解体工事の作業報告

店舗リニューアルに伴い、内装の解体工事(スケルトン工事)を行いました。既存の壁や天井、床など内装をすべて撤去し、骨組みだけのスケルトン状態に戻すことで、新しいデザインの内装工事に自由度高く対応できるようにします。

今回は、騒音や振動への配慮を徹底し、解体後の美装清掃まで実施して店舗をまっさらな状態に整えました。また当社は、解体作業からリノベーション施工までをワンストップで対応可能な体制を整えており、オーナー様にとってスムーズな店舗リニューアルを実現します。

それでは、現場での施工準備から解体、仕上げまでの具体的な作業内容をご報告いたします。
 

施工準備

什器・設備の撤去:
現場となる店舗内に残っている什器(棚やカウンターなど)や厨房機器、照明等の設備をすべて搬出・撤去しました。
 

施工範囲の確認:
今回のリニューアルにおいて解体する内装の範囲を明確化します。壁・天井・床など撤去すべき箇所と、残すべき構造部分を図面で施主様と確認しました。
 

工具・機材の準備:
解体に必要な工具や重機を手配・搬入します(電動ハンマー、グラインダー、インパクトドライバー、廃材搬出用カート等)。万一に備え、消火器などの安全設備も用意しました。
 

近隣への配慮(騒音・振動対策):
周囲には他の飲食店や小売店舗も営業しているため、騒音や振動を最小限に抑える対策を実施しました。

例えば、壁面に防音シートを貼り、重機の下に防振パッドを敷いて衝撃音を軽減しています。粉じん拡散防止のため養生シートで作業エリアを囲い、作業時間帯も近隣に配慮した時間を選定しました。こうした入念な準備により、安心・安全に解体工事を開始できる状態を整えています。

 

解体作業

内装の解体:
壁面、天井、床など、既存内装を一つひとつ解体・撤去していきます。まず天井や照明器具を取り外し、その後壁材や床材を剥がしました。大きな部材は一度に崩さず、セクションごとに慎重に取り壊し作業を進めます。
 

構造部分の保護:
解体の際は建物の構造躯体(柱・梁など)を傷つけないよう細心の注意を払いました。ハンマーで叩く箇所とバールで丁寧に外す箇所を見極め、必要に応じて小型工具を使って微調整しながら撤去しています。
 

廃材の処理と清掃:
取り外した内装材は木材・金属・コンクリート片など種類ごとに分別しました。廃材は産業廃棄物として適切に処理場へ搬出し、現場に残さないようにします。

解体完了後、床に落ちた細かな破片や粉じんも簡易清掃して、次の工程に進める状態に整えました。

 

仕上げ作業

美装清掃:
解体工事完了後、店舗内部の隅々まで美装清掃を行いました。床や壁に付着したホコリを産業用掃除機で吸引し、モップや雑巾で拭き上げます。照明器具の跡や換気ダクト周りも丁寧に清掃し、廃材搬出時に持ち込まれた土砂なども残さず除去しました。

解体直後とは思えないほどクリーンな状態にリセットすることで、この後の内装リニューアル作業を気持ちよく開始できるようにしています。
 

補強・調整作業:
解体によって露出した躯体や下地部分で、次の内装工事に備えて補修・補強が必要な箇所を対処しました。例えば、新たな間取りに合わせて不要になった配管を閉塞したり、床下地に若干の不陸(でこぼこ)があればセルフレベリング材で平滑化しています。

また、次工程で施工しやすくするため、図面に従い壁面位置の墨出し(マーキング)作業も行いました。
 

リノベーションへの引き継ぎ:
スケルトン状態になった店舗空間を、予定する新装工事チームへスムーズに引き継ぎます。当社では解体から内装リノベーションまでワンストップで対応できる体制を整えています。そのため、今回も解体完了後すぐに自社の内装施工スタッフと連携し、リニューアル工事に着手できました。

オーナー様は複数業者と調整する手間なく、工期の短縮とスムーズな店舗リニューアルを実現できました。

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