都内マンション網戸張替え施工レポート:DIY失敗もプロの技で解決!
東京都内にある築15年のマンションで、古くなった網戸の張替え依頼がありました。長年の日差し(UV)や風雨で網戸の網が劣化し、ところどころ破れやたるみが生じていたためです。実は、お客様ご自身で網戸張替えにチャレンジしたもののうまくいかず、フレームを少し曲げてしまったとのこと。そこで私たちプロの出番! 現場の職人が早速お伺いし、曲がったフレームも丁寧に修復しながら再施工することになりました。
DIY張替えの失敗からプロによる修復へ
網戸の張替えは一見すると簡単そうですが、実際には細かなコツと技術が必要です。今回のお客様もDIYで挑戦された際、網を強く引っ張りすぎてアルミフレームを歪めてしまったようです。フレームが曲がると網戸が正しくはまらず、隙間ができてしまう原因になります。
現場に到着した職人はまずこの歪んだフレームを慎重に元の形に矯正しました。幸い軽度の歪みだったため、フレーム交換までは必要なく、職人の手で元通りに直すことができました。DIYでうまくいかなかった網戸も、プロの手にかかればしっかりリカバリーできます。
プロによる網戸張替え作業の手順
職人の手で、マンションの網戸張替え作業を以下の手順で進めました。プロならではのポイントにも注目です。
既存網戸の取り外しとフレーム点検:
まず網戸本体をサッシ枠から外し、水平な場所に静かに置いて状態を確認しました。アルミ製のフレームに歪みや錆びがないか点検し、今回のように曲がりがあれば丁寧に矯正します。古いゴム(スプライン)も劣化具合をチェックし、再利用できそうか判断しました。
新しい網の選定と裁断:
耐久性・耐候性に優れたポリエステル製の18メッシュ網を用意しました。マンションの網戸は直射日光や風雨にさらされやすいため、紫外線に強い素材を選ぶことが重要です。この網をフレームサイズより一回り大きく広げ、ハサミで大まかにカットしました(後で余分を切り落とすため、最初は少し大きめに裁断します)。
網の張り込み(ゴム押さえ加工):
新品の網をフレームに被せ、ゴム押さえ用のスプラインを溝にはめ込んで固定していきます。専用のローラー工具を使い、網を均一な張力でピンと張りながらゆっくりとゴムを押し込みました。四隅は特に慎重に処理し、網がゆがんだりたるんだりしないよう細心の注意を払いました。DIYではここが難しいポイントですが、プロはフレームを再び歪めない適切なテンションのかけ方を熟知しています。
仕上げ処理:
網戸全体にしっかり網が張れたのを確認したら、はみ出した余分な網をカッターナイフで丁寧に切り取り、最後に細部の仕上げを行いました。角や端の部分で布地がほつれて飛び出していると指を切る恐れがあるため、ヤスリを軽くかけて滑らかに整えました。見た目もすっきりと綺麗に収まり、まるで新品の網戸のようです。
網戸の再設置と動作チェック:
最後に網戸をサッシ枠に戻し、戸車(網戸下部の小さな車輪)の調整を行いました。スムーズに開閉できるか、きちんと閉めたときに隙間ができず気密性が保たれているかも確認しました。調整後は網戸がレールにしっかりフィットし、マンションの高層階でも強風で外れにくい安定した状態になりました。
施工後の仕上がりと効果
こうして、劣化していた網戸はプロの手によって新品同様に生まれ変わりました。破れて隙間だらけだった状態から一転、ピンと張った網が美しい網戸に復活し、本来の虫除けと通風の機能をしっかり回復しています。これでお客様も安心して窓を開けることができると大変喜んでくださいました。
今回の事例のように、マンションでの網戸張替えは定期的なメンテナンスとして重要です。網戸は紫外線による劣化で約5~10年ほどで傷んできますので、破れやたるみが目立ってきたら張替え時期のサインです。DIYで張り替えることも可能ですが、フレームの歪みなど思わぬ失敗も起こりがちです。
不安な場合は無理をせず、私たちプロの業者に依頼していただくのがおすすめです。快適な住環境のためにも、網戸は定期的にチェックしてしっかりケアしておきましょう。