マンション玄関前のフロアタイル張替え実績
築15年のマンションにて、玄関前通路のフロアタイルの重ね張り工事を実施しました。本工事では、既存タイルを撤去せずに新しいタイルを上から施工する方法を採用し、以下の手順で作業を進めました。
1.現場調査と準備
既存フロアタイルの状態を詳細に調査し、剥がれや浮きがないか確認しました。重ね張りに適した薄型の高耐久性ビニル床タイルを選定し、必要な接着剤や工具を準備しました。
2.下地処理
既存タイルの表面を丁寧に清掃し、油分や埃を完全に除去。凹凸がある箇所には床用パテを使用して平滑化を図りました。
3.新規タイルの仮敷き
選定したタイルを通路に仮敷きし、壁際や出入り口との取り合いを確認。必要に応じてタイルをカットし、美しい仕上がりになるよう調整しました。
4.接着剤の塗布と本施工
専用の接着剤を均一に塗布し、仮敷きしたタイルを慎重に貼り付けていきました。気泡が入らないよう、ローラーで丁寧に圧着しました。
5.目地処理と仕上げ
タイル間の目地にはシーリング材を充填し、防水性を高めました。余分なシーリング材を除去し、表面を美しく仕上げました。
6.養生と清掃
施工完了後、タイルが完全に接着するまで養生を行いました。最後に、表面を丁寧に清掃し、美しい仕上がりを確保しました。
7.検収と引き渡し
管理組合の代表者立ち会いのもと、仕上がりの確認を行いました。新しいフロアタイルの耐久性や清掃方法についても説明を行いました。
本工事により、マンションの玄関前通路の美観が大幅に向上し、居住者の方々からも好評を得ました。重ね張り工法を採用したことで、工期の短縮と廃棄物の削減を実現し、環境にも配慮した施工となりました。