変色した古いバスタブの浴槽塗装実績
築25年の一般住宅にて、経年劣化により変色・傷みが目立つバスタブの塗装工事を実施しました。本工事では、バスタブを交換せずに再生する方法を採用し、以下の手順で作業を進めました。
1.現場調査と準備
既存バスタブの状態を詳細に調査し、変色や傷の程度を確認しました。高耐久性のエポキシ樹脂系塗料を選定し、必要な工具や養生材を準備しました。
2.浴室の養生
浴室全体をビニールシートで覆い、塗料が飛散しないよう徹底的に養生しました。排水口や金具類もテープで保護しました。
3.バスタブの下地処理
専用の洗浄剤を使用してバスタブ表面の油脂や石鹸カスを完全に除去。その後、サンドペーパーで表面を軽く研磨し、塗料の密着性を高めました。
4.補修作業
小さなキズや凹みがある箇所は、エポキシパテを使用して平滑に修復しました。乾燥後、再度サンディングを行い、表面を整えました。
5.プライマー塗布
塗料の密着性をさらに高めるため、専用のプライマーを均一に塗布しました。
6.本塗装
高耐久性エポキシ樹脂系塗料を、スプレーガンを使用して均一に塗布しました。複数回に分けて塗装を行い、十分な塗膜厚を確保しました。
7.乾燥と養生
塗装完了後、十分な乾燥時間を設けました。この間、浴室の使用を控えていただくようお客様にお願いしました。
8.仕上げと検収
完全に乾燥した後、表面の状態を入念にチェックし、必要に応じて軽いバフ掛けを行いました。最後に、お客様立ち会いのもと仕上がりを確認し、新しくなったバスタブの取り扱い方法や注意点を説明しました。
本工事により、バスタブは見違えるほど美しく生まれ変わり、新品同様の輝きを取り戻しました。お客様からは「新しいバスタブを設置したかのよう」とご好評いただきました。バスタブ交換と比較して大幅なコスト削減と工期短縮を実現し、環境負荷の低減にも貢献できました。今後も定期的なメンテナンスをお勧めし、長期にわたって美しさを保つようアドバイスさせていただきました。